Twitterでは、5月1週目後半から「ワクチン」などの文言をTwitter検索窓で調べると、厚生労働省による予防接種情報の案内が出るという取り組みを始めた。
BuzzFeed NewsはTwitter社に、きっかけや理由について聞いた。
Twitter社の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、この取り組みを始めた背景について以下のように述べている。
「Twitterは、利用者にとって高品質で関連性の高いコンテンツを重要視しています。 このたび、ワクチンに関連してより信頼できる情報が表示されるように、新たな機能を開始しました。
今後数週間のうちに、各国および地域の公衆衛生機関との連携を強化していき、Twitterでワクチンに関連するキーワードで検索をした際は、信頼できる公衆衛生機関の情報を最上位に掲載します。日本では、厚生労働省の予防接種情報を表示しています」
一部の検索ワードは候補に表示されないように
また、検索ワードの候補についても「ワクチンに関して誤った情報へ誘導する可能性が高いキーワードは、検索候補に表示されないようになります」と説明した。
検索ワードの内容については同社は「ワードの詳細については公表ができかねます」とした。
また「実装は先週から徐々にはじまっていますので、利用者ごとの環境や設定で状況が異なる場合がありますこともご理解ください」としている。
グローバルな取り組み
Twitter社はこれまでにも「自殺」「死にたい」などの文言を検索すると地域の自殺防止センターや相談窓口などの情報が提示されるような取り組みしていた。
これは、日本発となって実施されたプロジェクトがきっかけだったという。
予防接種情報の提示についても「同様の取り組みです」と説明した。