生徒「休校にしてください!」熊本市長の回答がこちらです。

    連日の大雨が続く九州。熊本市長が生徒たちにかけた言葉とは。

    6月29日から九州などを中心に降り続いた大雨。7月3日には総雨量が1000ミリを超えた地域も出ました。

    気象庁は「命を守る早めの避難」を呼びかけていました。

    そんな中、2016年に起きた熊本地震の際にTwitterで積極的に情報発信を行った熊本市の大西一史市長のツイートが話題になっています。

    避難を呼びかけるツイートに

    【警戒レベル3】17時15分避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。これから明日にかけ記録的大雨の予報です。災害のリスクが高まっています。熊本市内の山沿いの方や高齢者など避難に時間のかる方は明るい内に早めに避難してください。避難場所等は熊本市HPをご覧下さい。 https://t.co/XEXaevMfNX

    Twitter: @K_Onishi

    この投稿のリプ欄に、「私はまだ明日提出の課題をしておりません。おねがいしまぁぁぁぁぁす!!休校にしてくださぁぁぁぁぃぃぃぃ!!」「アルゼンチン対ブラジルをリアルタイムで観たいので休校おねしゃす」など休校を求める若年層からの懇願リプが次々とついたのです。

    「私には権限がない...」

    学校を休校にする権限の無い私のツイートに「休校にして欲しい」とリプで必死に懇願する熊本の若者達が愛おしいですね。学校が休校になろうがなるまいが将来の日本を背負う皆さんはこういう時に判断力を養って自分の身は自分で守って下さい。皆さんのご活躍をお祈り申し上げます。

    Twitter: @K_Onishi

    大西市長は、自分に学校を休校にする権限がない、とツイートし、「将来の日本を背負う皆さんはこういう時に判断力を養って自分の身は自分で守ってください」と呼びかけました。

    学校教育法施行規則などによると、公立小中で災害時に臨時休校するかどうかを決める権限があるのは、各校の校長なのです。

    このツイートには1万以上のいいねが!

    「権限がない」という市長のツイートのリプ欄には「休校になりました!テスト前なのでテス勉頑張りますね!」「そんな大西市長が一番愛おしい」といったツイートと、「休校にしてください」「命の方が権限より大事です」といったツイートの両方がつきました。

    市長はさらに、学生時代の「自分の判断」に関するツイートも。

    ちなみに昔熊本で珍しく大雪が降った時、自分の判断で自然災害から身を守る為にあえて遅れて学校に行ったら私以外全員出席で粛々と授業中😱仕方ないので地面の雪を制服につけて教室に入ったら先生から「大西だけ吹雪だったか?よく来たな!」と一言。恥ずかしかったなぁ。今でも忘れられないあの光景😝

    Twitter: @K_Onishi

    雨が弱まっても油断せず、テレビやネットでの災害情報を見逃さないようにしましょう。

    (サムネイル / 時事通信)