エース・ファミリーは、自分たちのYouTubeチャンネルをファミリー向けとしてブランディングし、大勢のフォロワーを抱えている。チャンネルでは、時にドッキリやばか騒ぎをすることもある。
ファミリーはここ2年ほど、2歳の娘を含む家族のありとあらゆる日常のビデオブログを定期的に公開し、1500万人以上のチャンネル登録者数を築いてきた。
しかし2019年早々、エース・ファミリーは物議を醸している。
ファミリーの父親であるオースティン・マクブルームが、ペニスの形をしたロリポップ(棒つきキャンディー)を小さな子に買い与え、からかっている動画をSnapchatに投稿。Snapchat上の動画自体は消えているものの、保存されてTwitterで拡散し、彼の行為に反感を抱く人がここ1週間で急増しているのだ。
オースティンが撮影したと思われるこの動画は、店内にいる少女が彼に大人向けのキャンディを買ってとせがんでいる様子が映っている(少女がエース・ファミリーの一員なのかははっきりしないが、エース・ファミリーの母親キャサリン・パイズの血縁関係との見方もある)。
動画の中でオースティンは終始笑いながら、「買わないと盗むってこの子が言うからさ、買ってあげなきゃ」と主張している。
24時間しか見られないスナップチャットで公開されたこの映像はすぐに保存され、ネットでシェアされた。動画内の行為に、エース・ファミリーのファンからもそうでない人からも、不快に思ったという意見が続出。中には子どもを性的に扱っていると批判している人もいる。
「子どもに買い与えているのは性的なグッズだ。おかしいんじゃないの」とコメントした人もいた。
「陳腐な冗談なんでしょうけど、気分悪い」と書いた人も。
BuzzFeed Newsはエース・ファミリーにコメントを求めている。
エース・ファミリーのチャンネルやオースティンが物議を醸したのは、今回が初めてではない。
昨年8月、オースティンの古いツイートが「ネット探偵」により掘り起こされたことがあった。侮辱的かつ見下げた感じで女性——特に黒人女性への偏見を表現している内容だ。
これがもとでエース・ファミリーのYouTubeチャンネルの登録をやめて離れるファンもいたが、ファミリーの肩を持つファンもいた。
オンラインでも公の場でも、オースティンとキャサリンは今回の件について発言しておらず、普段通りの生活を続けている。とは言え、最近のツイートでは、彼らに強い態度で迫ろうとするファンもいる。
ファミリーの沈黙が、ファンや視聴者の不満をさらに高めている。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan