6人殺害の容疑を認めたUberドライバー。来月にも判決は下るが、動機は闇の中

    ジェイソン・ダルトンは、2016年の銃乱射事件で、仮出所の可能性のない終身刑の判決を受ける可能性がある。司法取引は検討されておらず、このままでは動機は闇に葬られたままだ。

    ミシガン州カラマズーの銃乱射事件で6人を殺害し、2人に怪我をさせたとして起訴された元Uberの運転手が、1月7日、自身に対する全ての起訴容疑を認めた。

    ジェイソン・ダルトンの罪状認否は、検察官らが公判の準備を行い、弁護団が陪審員候補者らと面談をする予定になっていた時の出来事だった。起訴容疑をすベて認めたことで、彼は仮出所の可能性のない終身刑の判決を受ける可能性がある。判決は2月5日に言い渡される。

    ダルトンは2016年2月、標的を銃で撃ちながら、状況から判断すると無差別に6人を殺害し、2人に怪我を負わせながら、数時間にわたってカラマズーを車で走行したとして起訴されていた。

    検察官のジェフリー・ゲッティングは、司法取引は1度も検討されなかったと話し、ダルトンは弁護人の助言に反して罪を認めたと付け加えた。

    AP通信によると、ダルトンの弁護人、エウゼビオ・ソリスは、自身の顧客が被害者の家族に更なる悲しみを味わわせることを望まなかったのだとその理由を明かした。

    「私は30年間弁護士をしてきましたが、仮出所のない終身刑に対して罪を認めたことは一度もありません」と語る。

    検察官のゲッティングは、2016年2月20日夜のダルトンの動機は「誰もが知りたい」「鍵となる問い」として残されたままだと主張する。

    逮捕後、ダルトンは警察に対し自身がUberアプリの「操り人形」となり、アプリを使った時に悪魔の頭を見せられたのだと証言している。

    また最近では、Uberでの運転を始め、アプリのボタンを押した時に、「東方の星」— フリーメイソンの姉妹結社が使う5つの点を持つ星 — と悪魔の頭を見たのだと警察に語っていた。

    警察が作成した報告書には「ダルトンは悪魔の姿を角のある牛またはそのようなものだと説明し、これが任務を与え、文字通り体を乗っ取るのだと説明した」と記されている。

    ダルトンは判断能力があると見なされており、弁護人は心神喪失を理由とする弁護は続けないと話した。

    被害者家族には — またダルトンにも — 来月、判決公判時に法廷で証言する機会が与えられる予定だ。

    サムネイル画像のクレジット:Carlos Osorio / AP; Bryan Bennett / Kalamazoo Gazette-MLive Media Group via AP.


    この記事は英語から翻訳・編集しました。