【画像をスライド】ウクライナの街並みを写真で比較。ロシア軍の侵攻で大きく変化

    ロシア軍によるウクライナ侵攻被害は民間人の多く住む地域にも及び、人々の生活に甚大な被害を与えている。侵攻される前後の比較写真から、ウクライナの惨状を伝える。

    ロシアのウクライナへの軍事侵攻は多くの死と破壊を招き、ウクライナ国内に大きな被害をもたらしている。

    ロシア政府は当初、攻撃対象はウクライナの軍事施設だと発表していた。しかし、予想を上回るウクライナ軍の抵抗を受け、民間人の多く住むエリアにも侵攻している。攻撃を受けた地域では、一軒家やアパート、店やジムなど、古いものから新しいものまで、多くの建物が破壊された。街の区画もわからない状態だ。

    アメリカ国防総省は3月1日、ロシアからウクライナに対する、400発以上のミサイル発射が観測されたと発表した。ウクライナ非常事態庁は3日、ロシアの侵攻が始まった先週から、延べ2000人以上の民間人が死亡したと公表した。しかし、正確な死亡者人数はわかっていない。

    これまでの状況を把握するため、BuzzFeed Newsはウクライナにいるカメラマンが撮影した写真を分析した。グーグルマップを使用して撮影地を特定し、それらの写真と比較した。

    全てのアングルが完全に一致しているわけではないが、これらの写真からウクライナの惨状が伝わってくる。

    State Emergency Service of Ukraine/Anadolu Agency via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ウクライナ第二の都市、ハリコフの市庁舎。建物前の広場には瓦礫が散乱している。

    State Emergency Service of Ukraine/Anadolu Agency via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ウクライナ第二の都市、ハリコフの市庁舎。建物前の広場には瓦礫が散乱している。

    State Emergency Service of Ukraine/Anadolu Agency via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ウクライナ第二の都市、ハリコフの市庁舎。建物前の広場には瓦礫が散乱している。

    Vyacheslav Madiyevskyy / Ukrinform /Future Publishing via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。瓦礫で埋め尽くされる、ハリコフの自由広場。

    Vyacheslav Madiyevskyy / Ukrinform /Future Publishing via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。瓦礫で埋め尽くされる、ハリコフの自由広場。

    Vyacheslav Madiyevskyy / Ukrinform /Future Publishing via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。瓦礫で埋め尽くされる、ハリコフの自由広場。

    Debris covers the street infront of a large building
    Pavel Dorogoy / AP Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ハリコフ市庁舎。車通りの多かった道路には、瓦礫が散らばっている。

    The same building with no damage with cars driving by
    Pavel Dorogoy / AP Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ハリコフ市庁舎。車通りの多かった道路には、瓦礫が散らばっている。

    Pavel Dorogoy / AP Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ハリコフ市庁舎。車通りの多かった道路には、瓦礫が散らばっている。

    A building is actively on fire and surrounded by debris
    Sergey Bobok / AFP via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。ハリコフ国立大学の様子。建物からは火がのぼっており、消防は鎮火に力を注いでいる。

    The same building without damage
    Sergey Bobok / AFP via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。ハリコフ国立大学の様子。建物からは火がのぼっており、消防は鎮火に力を注いでいる。

    Sergey Bobok / AFP via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。ハリコフ国立大学の様子。建物からは火がのぼっており、消防は鎮火に力を注いでいる。

    Sergey BOBOK / AFP via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。ハリコフの街の道路には、多くの瓦礫や破片が散乱している。

    Sergey BOBOK / AFP via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。ハリコフの街の道路には、多くの瓦礫や破片が散乱している。

    Sergey BOBOK / AFP via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。ハリコフの街の道路には、多くの瓦礫や破片が散乱している。

    Serhii Nuzhnenko / Reuters; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。キエフ近郊イルピンのアパート。建物の窓ガラスや屋上は破壊され、車も大きな被害を受けている。

    Serhii Nuzhnenko / Reuters; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。キエフ近郊イルピンのアパート。建物の窓ガラスや屋上は破壊され、車も大きな被害を受けている。

    Serhii Nuzhnenko / Reuters; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年3月2日撮影(左)。キエフ近郊イルピンのアパート。建物の窓ガラスや屋上は破壊され、車も大きな被害を受けている。

    Anastasia Vlasova / Getty Images; Google Maps

    2018年4月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。イルピン郊外の橋が崩壊している。

    Anastasia Vlasova / Getty Images; Google Maps

    2018年4月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。イルピン郊外の橋が崩壊している。

    Anastasia Vlasova / Getty Images; Google Maps

    2018年4月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。イルピン郊外の橋が崩壊している。

    Diego Herrera/Europa Press via Getty Images; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。キエフの民間人が住む住宅地にて、消防隊が鎮火作業をする様子。

    Diego Herrera/Europa Press via Getty Images; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。キエフの民間人が住む住宅地にて、消防隊が鎮火作業をする様子。

    Diego Herrera/Europa Press via Getty Images; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。キエフの民間人が住む住宅地にて、消防隊が鎮火作業をする様子。

    Diego Herrera / Europa Press via AP; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。キエフの住宅街にある病院も侵攻被害を受けた。建物の近くでは、消防隊と救急隊員が作業を行っている。

    Diego Herrera / Europa Press via AP; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。キエフの住宅街にある病院も侵攻被害を受けた。建物の近くでは、消防隊と救急隊員が作業を行っている。

    Diego Herrera / Europa Press via AP; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。キエフの住宅街にある病院も侵攻被害を受けた。建物の近くでは、消防隊と救急隊員が作業を行っている。

    Laurent Van Der Stockt / Getty Images; Google Maps

    2020年9月撮影(右)、2022年2月25日撮影(左)。キエフにある10階建のビル。ほぼ全ての窓ガラスが割れている。

    Laurent Van Der Stockt / Getty Images; Google Maps

    2020年9月撮影(右)、2022年2月25日撮影(左)。キエフにある10階建のビル。ほぼ全ての窓ガラスが割れている。

    Laurent Van Der Stockt / Getty Images; Google Maps

    2020年9月撮影(右)、2022年2月25日撮影(左)。キエフにある10階建のビル。ほぼ全ての窓ガラスが割れている。

    Vyacheslav Madiyevskyy / Ukrinform / Future Publishing via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ミサイルの被害を受けたハリコフの宝石ショップ。店の看板が吹き飛ばされている。

    Vyacheslav Madiyevskyy / Ukrinform / Future Publishing via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ミサイルの被害を受けたハリコフの宝石ショップ。店の看板が吹き飛ばされている。

    Vyacheslav Madiyevskyy / Ukrinform / Future Publishing via Getty Images; Google Maps

    2015年6月撮影(右)、2022年3月1日撮影(左)。ミサイルの被害を受けたハリコフの宝石ショップ。店の看板が吹き飛ばされている。

    Diego Herrera/Europa Press via Getty Images; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。爆撃の被害を受けたキエフのマンション。建物の前には救急隊が集まっている。

    Diego Herrera/Europa Press via Getty Images; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。爆撃の被害を受けたキエフのマンション。建物の前には救急隊が集まっている。

    Diego Herrera/Europa Press via Getty Images; Google Maps

    2015年5月撮影(右)、2022年2月26日撮影(左)。爆撃の被害を受けたキエフのマンション。建物の前には救急隊が集まっている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟