12枚の写真でたどる平成の災害 本当に崩れたものは何か

    平成の30年間は、巨大災害が繰り返された日々でもあった。

    平成の30年間、大規模な災害が相次いだ。写真で振り返る。

    1991(平成3)年 雲仙普賢岳火砕流

    1993(平成5)年 北海道南西沖地震

    1995(平成7)年 阪神・淡路大震災

    2000(平成12)年 三宅島噴火

    2004(平成16)年 中越地震

    2007(平成19)年 中越沖地震

    2011(平成23)年 東日本大震災

    東京電力福島第一原発事故

    2014(平成26)年 御嶽山噴火

    2016(平成28)年 熊本地震

    2018(平成30)年 西日本豪雨

    2018年 北海道胆振東部地震

    平成で崩壊したのは、日本の「安全神話」そのものだった。

    平成の30年間、日本で長く「安全」と信じられていたものが、災害によって次々と倒壊した。

    高速道路。高架の線路。新幹線の橋脚。そして原発もメルトダウンした。

    そのたびに「想定外」という言葉が出た。平成は、さまざまな安全神話が崩壊を続けた時代だった。

    30年以内の70−80%の確率で起きると想定される南海トラフ地震。そして首都圏直下型地震。さらに相次ぐ異常気象ーー。

    次の時代、平成の日々を教訓に、私たちはどこまで備えを固めることができるだろうか。