平成のぼくたちを支えてくれたのは、サッカーだった 日本サッカー30年史

    W杯出場も選手の欧州移籍も、平成までは夢の彼方でしかなかった。

    平成=サッカー高度成長の30年

    平成の30年間、経済面ではバブル崩壊以降の停滞が続いた。阪神や東日本の大震災など未曾有の災害も相次ぎ、社会全体に閉塞感がつきまとった。

    一方で著しい成長を迎えた分野もある。

    サッカーだ。

    平成初期までアジアの壁も破れなかった日本は30年間で女子はW杯優勝、男子もW杯常連出場国となるまで成長した。

    平成のサッカー史は、日本にとっては貴重な「高度成長」の歴史だったのだ。

    その足並みを、写真で振り返る。

    1989(平成元)年 W杯出場は遠い夢だった

    1990(平成2)年 カズの帰国

    1993(平成5)年 Jリーグ開幕

    「夢」だったW杯を本気で目指せる時代の到来

    そして、するりと逃げた夢〜ドーハの悲劇

    1996(平成8)年 マイアミの奇跡

    1997(平成9)年 ジョホールバルの歓喜

    1998年フランスW杯 「ヒデの時代」の到来

    2002(平成14)年 日韓W杯で輝いたトルシエジャパン

    2006(平成18)年 ドイツでピッチに倒れ込んだヒデ

    2007(平成19)年 オシムの言葉

    2010(平成22)年 救世主「本田△」と「岡ちゃんごめん」

    2011(平成23)年 カズダンスが東北を沸かせた

    そして、なでしこジャパンが世界の頂点に

    2014(平成26)年 「自分たちのサッカー」で敗れたザック日本

    2018(平成30)年 アギーレ→ハリル→西野でロシアへ

    森保ジャパンが紡ぐ、次の時代