アメリカ・カリフォルニア州で行方不明になっていた5歳と8歳の姉妹が無事発見された。発見の決め手となったのは、少女たちが落としていったグラノーラバーの包み紙とピンクの長靴の足跡だ。
キャロライン・カリーソとレイア・カリーソの2人は3月1日の18時頃に行方がわからなくなっていた。彼女らが消防隊員らに発見されたのは行方不明になってから44時間後のこと。自宅から2.2km離れた場所だった。
「我々は奇跡を願っていました」と自治体の担当者ウィリアム・ホンセルさんは記者会見で語った。
「彼女たちのサバイバルストーリーは、より多くの人に伝える価値のあるものです」と彼は語る。
少女たちには脱水症状があり、体は冷えていたが怪我はなかった。
「彼女らは過去に青少年クラブの屋外サバイバルの講座を受講していました。それが今回の生還につながったことは間違いありません」
250人以上が参加し行われた捜索活動の結果、少女たちのものと見られる足跡をとグラノーラーバーの包み紙を見つけることができたという。
「グラノーラバーの包み紙は、どこからどこまで彼女たちが歩いたのかを提示してくれました」
包み紙が最後に落ちていたポイントから足跡を辿ると…そこに少女たちがいました」と語るのはフンボルト地区の広報官、サマンサ・ケージャスさん。
足跡を辿った消防隊員が彼女たちの名前を叫ぶと、反応があったと明かす。
「彼女らは木の陰にいました」
「鹿の足跡を追いかけていたら、森の中で迷ってしまったと教えてくれました。彼女たちは無闇に動き続けるのではなく、木陰で休み、ハックルベリーの葉にたまったか新鮮な水を飲んでいたそうです」
「今回は無事、少女たちを保護することができました」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登