3月、コロラド州ロイヤル・ゴージ・ブリッジ&パーク付近に停めていた車中で、サラ・エルドリッチさん、アマンダ・エルドリッチさん姉妹が遺体で発見された。
姉妹にOCDの症状が現れたのは子どものころで、以来、さまざまな治療法を試してきた。
やがて二人はDBS療法を受ける。2016年のインタビューでは、効果はあったようだった。
米国で強迫性障害を抱える人はおよそ200万人を数える。
アメリカ精神医学会の発表によると、米国でOCDを抱えているのは成人の約1.2パーセント。子どものときに症状が現れる場合もあり、平均発症年齢は19歳だ。
男性より女性に多く、症状の影響でどれだけ生活に支障があるかを示す重症度では、50パーセントが重度、35パーセントが中等度、15パーセントが軽度と分類される。
OCDの診断を受ける典型的な例としては、強迫観念や強迫行為で学校生活や仕事に支障をきたす、大きな苦痛や疲労が生じる、強迫行為に1時間以上かけてしまうなどの症状が出たときが挙げられる。
OCDに関する参考サイト:OCD研究会