SNSに投稿された恐ろしすぎるこの動画。機械の不具合によりリフトが通常の2倍のスピードで逆走し、スキー客が次々と宙に投げ出されている。
この動画はジョージア(旧名：グルジア)のグダウリにあるスキーリゾートで撮影された。逆走したリフトは、スキー客を振り落とし、折り重なるようにして止まっている。
「この事故で妊婦1人を含む少なくとも10人が負傷した」とスキーリゾートを運営する連邦機関のマグダ・サニキゼ氏は語っている。以下の動画では、事故の惨状を垣間見ることができる。
関係者によれば、スキー客は負傷するもいずれも重症ではないようだ。
「負傷者のほとんどは救急隊によってスキーリゾート内の診療所に、数名はジョージア首都のトビリシの病院にヘリコプターで搬送された」とジョージア経済・持続的発展省は報告している。
数名のスキー客はリフトから飛び降りている。そうしなければ、身体を地面に叩きつけられるか、リフト同士の衝突に巻きこまれるかの運命にあった。
友人2人とリフトに乗車していたユリ・レオンティエフ(32)さんは、リフトが一時停止し、逆走しはじめたため、すぐに飛び降りたそうだ。
彼は「下まで降りれば衝突は免れず、無事では済まなかった。飛び降りるしかなかった」と語っている。
ジョージア内務省は事故の調査を開始した。事故関係者の責任の所在を明確にし、処罰するつもりだ。
ジョージア政府は、スキーリフトを製造したドッペルマイヤー・ガラベンタ・グループに連絡し、故障の原因を追求するよう求めた。
ドッペルマイヤー・ガラベンタ・グループの関係者は「同社の従業員は調査のためグダウリに向かっているが、詳しい原因は判明していない」とテレグラフ紙に語っている。
「ジョージア政府は負傷者の治療費を全額保障し健康をサポートする」とサニキゼ氏は述べている。
この記事は英語から翻訳されました。翻訳：川瀬大椰