マクドナルドでラテを注文した妊婦 差し出されたのは洗浄剤だった

    カナダのアルバータ州にあるマクドナルドで、飲み物と間違えて化学洗浄剤が提供され、同支店オーナーが謝罪した。

    カナダのアルバータ州にあるマクドナルドの支店はこのほど、カフェラテを注文した妊婦に化学洗浄剤が入ったコップを提供したことで謝罪した。

    A 32 week pregnant woman in Lethbridge, Sarah Douglas, says she was served cleaning fluid when she ordered a latte at McDonald’s in Lethbridge. Owner Dan Brown-Unfortunately the milk supply line was connected to the cleaning solution while this guest’s drink was made. Photo: LNN https://t.co/takA8VCa3K

    サラ・ダグラスさんは現在3人目の子どもを妊娠中で、まもなく妊娠7カ月になる。7月29日に息子を連れて野球の大会に行った際、マクドナルドのドライブスルーでカフェラテを注文した、とダグラスさんは地元メディアのレスブリッジ・ニューズ・ナウに説明した

    コーヒーだと思って一口すすったが、吐き出すために幹線道路で車を路肩停車せざるをえなかったという。車内にあった水で慌てて口をすすいだ。

    「コーヒーの蓋を開けると、化学的な刺激臭がしました。まったくラテなんかじゃなかった」とダグラスさんは話した。

    コップには、水っぽい茶色の液体が入っていたという。

    ダグラスさんはマクドナルドまで車で戻ると、スタッフから洗浄用のホース2本がカフェラテ・マシンに繋がれていたと説明された。

    マクドナルドのこのフランチャイズ店オーナーによると、ダグラスさんの飲み物を作った時、ラテに入れる牛乳用のホースが誤って洗浄剤につながれていたという。

    マクドナルド・カナダの当該フランチャイズ店オーナーであるダン・ブラウン氏はBuzzFeed Newsに寄せたコメントの中で、「何が起こったかというと、マシンは洗浄中だったのです。毎朝洗浄するのですが、運悪く、お客様の飲み物を作っていた時に牛乳用のホースは洗浄剤に繋がれていました」。

    苦情を知り同店チームはダグラスさんに謝罪し、密に連絡をとっているとブラウン氏は説明している。

    「マクドナルドが食品の安全性に厳しい決まりを定めているのは有名です。そのためレスブリッジの私の店舗でこのようなことが起きてしまい、申し訳ないと思っています」とブラウン氏は語った。

    「すぐに適切な洗浄手順をスタッフ・チームとともに確認しましたが、さらなる注意書きとして新たな掲示を取り付けました」とブラウン氏はコメントに書いている。

    さらに、当該支店には保健指導員が入ったため、ブラウン氏は「これ以上は調査しない」と語っている。

    アルバータ州保健当局は地元メディアに対し、苦情について調査していることを明らかにしている。BuzzFeed Newsは保健当局にコメントを求めたが、回答は得られていない。

    ダグラスさんは、店で責任者と話していた際にそれを聞きつけた同店の別スタッフが、以前にも同じことがあったと言い、「再度起きたとして(その別スタッフが)いささか腹を立てていた」と話している。

    カナダ公共放送のCBCニュースによると、ダグラスさんは洗浄剤が入っていたボトルを写真に撮り、アルバータ州保健当局に連絡した。すると中毒管理部門にまわされ、酸性溶液だったと聞かされたという。

    洗浄剤のラベルには使用上の注意として、液体が「目に激しい刺激」や「アレルギー性皮膚反応」を起こす可能性があると書かれている。ラベルにはまた、保護用の手袋やアイガードをするようアドバイスが記載されている。

    ダグラスさんは医者に診てもらったが、洗浄剤を飲み込まなかったため症状は残っていないとのことだ。

    「軽いお咎めで済む話じゃない」とダグラスさんはカナダのニュース番組「グローバル・ニュース」で述べた 。「カフェラテには全く見えないものに蓋をする時にまず気づくはず。『これに蓋をして窓から差し出すべきではない』って」と話している。

    この記事は英語から翻訳されました。
    翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan