ラッパーが飛行機の翼を歩くスタント撮影中に転落し死亡

    ジョン・ジェームズのマネージメントチームはBuzzFeed Newsに対する声明で、彼は「夢を追う際の希望の灯火として覚えていてほしいと望むだろう」と述べた。

    ジョン・ジェームズとして知られるカルガリー出身のラッパー、ジョン・ジェームズ・マクマリーさんが、10月20日、ミュージックビデオのスタント撮影中に死亡した。

    飛行する航空機の翼の上を歩くスタントに挑戦中のことだった。

    BuzzFeed Newsに提供された警察の報道発表によれば、バーノン・ノース・オカナガン王立カナダ騎馬警察は、週末に起こったパラシュート落下事故に関連して男性が急死したとの通報を受けたという。

    被害者は現場で死亡が確認された。

    現地王立カナダ騎馬警察の広報担当ケリー・ブレット氏は、被害者がマクマリーさんであることは認めたが、現在も捜査中であることを理由にそれ以上の情報は提供しなかった。警察は現在、ブリティッシュ・コロンビア州検死局および運輸安全委員会と協力して捜査にあたっている。

    マクマリーさんのマネージメントチームのBuzzFeed Newsに対する声明によると、33歳のラッパーは数カ月にわたって「熱心に」スタントの訓練をしてきたという。

    「しかし、ジョンが飛行機の翼の上をさらに端まで進むと、それが原因で小型セスナ機が急降下し、パイロットも制御できなかった」とその声明は述べる。

    「ジョンが翼にしがみついているうちに手遅れとなり、手を離した時にはパラシュートを開く余裕がなかった。地面に激突し、即死だった」

    彼のチームは、マクマリーさんは「音楽を新たな未知の領域へと推し進めた」と語った。このラッパーは、ミュージックビデオの一環として、危険度の高いスタントをすることで知られていた。

    ロリー・ブッシュフィールド氏(マネージメントチームによると子供の頃からの親しい友人)は、数日の間、マクマリーさんへの哀悼の意を込めてInstagramへの投稿をしていた。

    「彼は究極の夢を生き、自由で充実していた」と ブッシュフィールド氏は述べている

    マネージメントチームの一員であるライアン・ デスローチャース氏はBuzzFeed Newsに対し、チームにとって「これは大変つらい別れだ」と語っている。

    彼を含めチームの皆が、マクマリーさんを「常に笑顔」で「非常に熱意のある人物」だと記憶している。

    「ジョンは、自分のことを夢を追う際の希望の灯火として覚えていてほしいと望むだろう。そして、自分の音楽と人生のメッセージを通じてみんなが刺激を受け続けることを望むだろう」と、チームは声明で述べている。

    このミュージシャンを追悼し、チームは10月22日に最新曲の中から『Patron』という曲をYouTubeで公開した。

    チームによると、彼らは「彼のプロジェクトの完成」を目指しており、マクマリーさんが生前にレコーディングしたすべての楽曲をリリースする予定とのこと。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。