行方不明の3歳児を捜索中の警察 廃墟から別の子ども11人を発見

    この子ども達は1歳から15歳で、食べ物も水もない状態で生活していた。3歳の子どもはいまだ行方不明。

    行方不明になっている3歳の男の子を捜索していたところ、11人の子どもたちを食べ物も水もない廃墟で発見した。捜査当局によるとこの11人の子どもたちは現在、保護下に置かれているという。

    タオス郡の保安官の声明によると、2017年12月にジョージア州で行方不明となったとの届が出ている3歳の男の子は、この廃墟では発見されなかった。発見されたのは1歳から15歳までの11人の子どもたちだった。

    また、この施設では成人男性2人と女性3人も発見され、身柄を拘束された。

    その後、男性2人を逮捕。うち1人には児童誘拐容疑でジョージア州から捜査令状が出ていた。

    警察当局の話では、女性たちは子どもらの母親と考えられ、彼女らも勾留されていたという。身元はわかっていない。

    ジョージア州のクレイトン郡警察によると、逮捕されたサラジ・ワハジ容疑者は行方不明になっている3歳の男の子の父親だという。母親が、息子が父親と公園に出かけた後、戻って来ないとして、捜索願を出していた。

    男の子は発作を起こす病気を持っており、発達と認知の遅れもある。また、病状のせいで歩くことができない。クレイトン郡警察は以上のように発表している。

    勾留されていた女性たちからも男の子の行方に関する情報は得られていない、という。

    ジョージア州の刑事がこの施設内の人物からと思われるメッセージを受け取り、そこには「私たちは飢えていて、食べ物と水が必要だ」とあった。それを受け、ニューメキシコの警察当局がこの廃墟の捜査令状を取得したことで今回の1件が明るみになった。

    この施設で生活をしていた人々はイスラム過激派だと思われており、厳重に武装している可能性も指摘されていた。そのため捜査令状をとり、慎重な捜査が行われていた。

    この施設では銃数丁と弾薬が発見された。

    この施設は地中に埋められた小型トレーラーハウスで、ビニールで覆われ、水はなく、配管や電気も通っていなかった。

    「わずかに見つかった食べ物は、不潔なトレーラーハウス内のじゃがいも数個と米1箱だけだった」と、警察の広報官は言う。

    「しかし、最も驚き心が痛んだのは、捜査チームが計5人の大人と11人の子どもを発見した時だ。彼らの外見は難民のようで、食べ物や清潔な水がないだけでなく、靴もなければ個人の衛生状態も最悪。基本的に汚い布切れを服として着ていた」

    「私がこれまで見た中で、最も悲惨な生活状況と貧しさでした」

    この記事は英語から翻訳されました。