9月17日午後8時半ごろ(現地時間)、米ニューヨークのマンハッタンで爆発があり、少なくとも29人が負傷した。うち1人は重傷だという。ゴミ箱が爆発したという情報もあり、警察などが原因を調べている。
騒然とする現場
「みんな、ここから離れるんだ!」という声が響く。
爆発があったチェルシー地区を地盤とするコーリー・ジョンソン市議は地元メディアNY1に「ゴミ箱が爆発した」と話した。「数ブロック先からも聞こえるような大きな爆発音がした」という。
CNNは捜査関係者の話として、爆発物はゴミ箱の中または付近に置かれていた可能性が高いと伝えた。警察が原因を詳しく調べている。
爆発によって吹き飛んだとみられるゴミ箱
懐中電灯を使って捜索するFBI
現場近くで記者会見したビル・デブラシオ市長は、爆発について「意図的な行為だ」と述べた。ただ「今のところテロ組織とのつながりは確認されていない。犯行声明も出ていない」という。
二つ目の爆発物
市警察は午後11時ごろ、爆発現場から300メートルほど離れた場所で、別の爆発物が見つかったと発表した。BuzzFeed Newsは爆弾処理ロボットが捜索する様子を撮影した。
市警察の爆弾処理班は18日午前2時過ぎまでに、これを処理。複数のメディアが、圧力鍋を改造したものだと伝えている。
相次ぐ爆発
17日朝にはニュージャージー州の公園で、ゴミ箱に仕掛けられた小さな爆弾が爆発する事件が起きたばかりだった。
海兵隊チャリティー5キロマラソンのコースだったが、予定外にレースが遅れたため、けが人はいなかった。