Messengerに新しい絵文字が登場する。6月2日から順次進むアップデートで、女性を表現した絵文字が増える。
警察官、歩く人、走る人、スイマー、サーファーが、男性から女性に変わる。
アップデート前は男性だったけど……。
アップデート後は女性に!
Messengerアプリの左端に現れる顔マークをタップすれば、新しい絵文字のセットが現れる。
スマホのキーボードの絵文字は今まで通り男性だが、Messengerに入力すると女性に変わる。
「この世界をより的確に表すよりバランスある構成にするため、ジェンダーの多様性を広げています」とMessengerは投稿した。
Googleも
Googleも新たに女性の絵文字を13つくり、絵文字を取り扱う団体(Unicode Consortium)に申請している。
例えば、角帽ガウン姿の卒業生。パソコンを操作する女性。
これまで絵文字に登場するのは男性が多かった。警察官や探偵など職業を表すものだけではなく、バスケやウエイトリフティングなどスポーツをする絵文字も男性だらけだ。
絵文字を使うのは男性より女性の方が多いという調査もある。
ジェンダーの多様性を高めるよう求める声は広がってきた。ニューヨークタイムズやMicは働く女性の絵文字がないことを痛烈に批判した。
プロクター・アンド・ギャンブル社の生理用品ブランド「Always」は今年3月、スポーツ選手や士業に就く女性の絵文字がないことを取り上げた動画を配信し、すでに1800万ビューを記録している。
登場する女の子たちは「(女の子は)ピンクぱっかり」「サイクリング、バスケットボール……女の子だってするのに」「なにこれ。なんで女の子がいないの?」「でもしょうがない」と次々に話す。
そして、「女性のレスラーを見たい!」「サッカー選手」「ドラマー」「警察官、弁護士、探偵」と提案が続く。
この動画に対して、弁護士でもあるミシェル・オバマ米大統領夫人がツイート。「勉強している女の子の絵文字を見たい。教育は世界中の女の子たちをエンパワーする」