じゃれ合いから一転、飼い主を「食べ始めた」2頭の犬 飼い主の女性は死亡

    それまでにも、被害女性と2頭の犬が格闘している様子は地域住民に目撃されていた。

    2月21日、アメリカ・サウスカロライナ州で女性が攻撃性を増した飼い犬2頭に激しくかみつかれ、死亡した。

    付近の住民はこの日の正午過ぎ、ナンシー・バージェス=ディスミュークさんの悲鳴を耳にして、すぐ救急番号に電話をかけた

    「犬はナンシーさんを殺そうとしていました」と通報した住民は語る。彼女は「誰か助けて!襲われてるの!」という悲鳴を耳にしていた。

    「1頭は腕に噛みつき、もう1頭ももう片方の腕に噛みついている状態でした」と当時の状況を振り返る。「ナンシーさんは小柄でしたから、ひとたまりもありません」

    地元メディアの報道によれば、ナンシーさんが犬とじゃれ合い、それが格闘に発展している様子が、たびたび目撃されていた。

    ある人は車のパーツを持ち出して、ある人は斧を持ち出して、ナンシーさんを救出しようとした。

    「なんとか犬たちを追い払うことができたものの、彼女の体はすでにぐったりとしていました」

    ナンシーさんは2月21日の夜に死亡した。検視官は、噛み傷が原因の失血死と断定した。搬送段階では、救急隊員に話しかけることもできたが、病院に着く頃には心停止が確認された

    当局は彼女の死を巡る状況を捜査している。

    彼女を死に至らしめた2頭の犬はその後、地域の動物保護施設に預けられた。2頭に下されたのは、殺処分の決定だった。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登