チリの首都サンティアゴから北部の都市イキケに向かう機内にて、ローマ法王が客室乗務員カップルの結婚式を執り行ったと、AP通信は1月18日付けの記事で報じている。上空一万メートルでの結婚式の立会人を務めたのは、二人が勤務するラタム航空の会社幹部だった。
今回結婚式を挙げたのはポーラ・ポデストさん(39) とカルロス・シウファルディさん(41)。二人は8年前に婚約届けを出しており、二人の娘がいる。
AP通信によれば「私たちは婚約していますが、神の祝福を受けたい」とシウファルディさんはローマ法王に語っていた。
二人は婚姻状態にあるものの、結婚式を挙げる予定だった教会が大地震により倒壊し、式の中止を余儀なくされていた。
そんな二人に対しローマ法王は「今ここで結婚式を挙げませんか」と問いかけた。「本当ですか。もちろんお願いします」。突然の提案に対し、二人はこう返答した。
二人はその場でローマ法王手書きの婚姻届に署名。
シウファルディさんは「歴史的な瞬間です。未だかつてローマ法王の立会いのもと、機内で結婚式が行われたことはないのですから」と報道陣に語った。
ローマ法王は二人に対し「世界的に結婚式を挙げない傾向がある。今日結婚式を執り行ったのは、世界中の人々の結婚式を挙げる動機になればと思ったからだ」と述べている。
ローマ法王は「結婚指輪はきつくないものが良い。指を痛めつけてしまうから。しかし緩すぎてもいけない。それでは指からすり抜けてしまう」というアドバイスを二人にしていた。これを受けポデストさんは「気をつけなくては」とコメント。
ご結婚おめでとうございます。
この記事は英語から翻訳されました。翻訳:川瀬大椰