2018年6月、10歳の女の子が感電と思われる事故で死亡した。警察によると、彼女はテキサス州の自宅で乾燥機の陰にいた子猫を救おうとしていたという。
グリーンリー・マリー・バックレーさんは動物好きで、獣医志望の女の子だった。
ニュー・ボストン警察の報道官によると、当局は現在、死因の調査中であるものの、おそらく乾燥機による感電死の可能性が高いという。
ダラスの検察庁は、検死を行なっている。
警察によると、救急車がバックレーさんの家に到着したのは午後7時ごろ。ただちにCPR(心肺蘇生法)を行い、病院へ搬送されたが、そこで死亡が確認されたという。
現在、テキサス州のライセンス管理機政局、ニュー・ボストン警察、消防の3つの組織が当該住宅への電気配線を調査している。
当局によると、家族はこの賃貸住宅の電気に関して、以前に苦情を訴えたことがあった。その後、家の電源は遮断。テキサス州は電力自由化が進んだ州であるため、当時の電力会社から転出している。
「娘は世界を明るく照らす光でした。あの子に会った人はみな、彼女のことを大好きになったんです」とグリーンリーさんの母親のシェルビー・ルースさんはFacebookで彼女について投稿した。
「彼女は10歳にして、すべての生き物に対してどんな人よりも思いやりのある子でした」とルースさんは話している。
母親はまた、プロの電気技師へ仕事を頼むことの重要性を強調している。
「無免許の電気技師の危険性を広めてください。また、依頼者はプロの電気技師としての証明を要求する権利があると周りの人に教えてあげてください。もし大家が聞き入れなくても、直接技師に確認しましょう。条例を実施してもらうために、地元の消防署に電話をしてください」と母親は話す。
GoFundMeのページによると、グリーンリーさんは獣医になるつもりだった。家族は現在、テキサス州で彼らが運営するコミュニティの動物を助けるための、寄付を募っている。
「彼女は10歳にして、彼女は人間だけではなく、捨てられたり怪我をしていたりする動物にもとても愛情深かったのです」とページには記載がある。
Facebookで母親は、次のように投稿を締めくくっている。
「娘は今、天国で、彼女が心から愛していた動物たちの愛とともにあるということに、安らぎを感じましょう」