最期の食事は庭の草。脱走したシマウマの末路に疑問の声も

    牧場から脱走したシマウマは、市民らによって発見された。安全のため飼い主によって射殺された。

    フロリダのある牧場から、シマウマが脱走した。見つけた飼い主は、シマウマを射殺した。

    3月27日、フロリダ州キャラハンの市民らがシマウマを発見した。本来はアフリカ東南部に暮らしているはずのシマウマが、隣人の庭で草を食べ、走っていた。

    「突然シマウマがこの道を駆け下りていくの見ました。そして、角を曲がると、立ち止まって草を食べていたんです」とジェニー・ワトキンスさんはWTLV-TV Newsに、シマウマの最期の食事の様子を語った。

    「パトカーがブーンとやって来ると、シマウマはこの庭を横切っって」「はるかあの場所まで戻っていきました」

    「そのとき、トラックが来たんです」。つまり、飼い主が到着した。

    「私は、あそこで立っていました。シマウマは飼い主に撃たれて倒れました」とワトキンスさんは述べた。

    ステファン・ヤングさんは、シマウマがぶらぶらしているところを見つけた。「撃ち殺されたんですよ」とWTLV-TV Newsに語った。彼は、シマウマが捕まえられずに、殺されたことに疑問を抱いている。

    「ロデオをとかでやってる投げ縄なら捕まえらえたでしょ」「シマウマを角に追い込むか、池の中に入れてしまえば、首の周りにロープを締めて捕らえることが出来たと思うんですけど」とヤングさんは述べた。

    シマウマは「市民の安全確保に対する懸念のため、飼い主に処分されるという結果になりました」と、フロリダ州魚類・野生生物保存委員会は発表した。

    FWCの広報のカレン・パーカーさんによると、シマウマはコットンウッド牧場で飼われていた。地元の牧場で、イベントスペースにも使われていた。

    シマウマがキャラハンまでどうやって来たのかは、明らかになっていない。パーカーさんはさらに、飼い主は外来の動物を飼う許可を得ていないと述べた。

    調査はまだ進行中で、パーカーさんはFWCが告発するかどうかは述べられなかった。

    「私たちは、捕らえられた全ての野生生物について扱う」とパーカーさんは語った。

    シマウマに関することを扱ったことがあるか尋ねると、「最近は全くなく、実際のところ、記憶の限りシマウマに関するケースを扱ったことはない」と述べた。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉