ロシアで開催中のワールドカップで、男性にキスされそうになった女性リポーターが放った言葉に賞賛が集まっている。
ジュリア・ヒメレスはブラジルのテレビ局に勤めている。その日はエカテリンブルクのスタジアム前で日本 vs. セネガルの試合を取材していた最中だった。
カメラが回っていることも気にせず、キスをしようと近付いてきた男性に声を上げたジュリア。
「こんなこと二度としないと約束して、二度と。許せません。あまりに失礼だし、間違っています。女性にこんな風に振舞わないで。敬意を持って接するべきです」と英語で男性に伝えた。男性はその場ですぐさま謝罪した。
彼女にとってこのようなトラブルに巻き込まれるのはロシアを訪れてから2度目だという。
今年の初め、ブラジルでは女性記者がセクハラ被害を受けたことが問題になっていた。ブラジル国内では #DeixaElaTrabalhar や #LetHerWork といったハッシュタグを通じて抗議の声が寄せられた。
先週、ドイツのテレビ局で働くコロンビア人のジャーナリストもサランスクで同じようにロシアW杯の実況中に胸を掴まれ、キスをされるといったセクハラ被害を受けている。
被害にあったレポーターは男性に対して声を上げることなく、実況を続けた。しかし、後に被害を受けた際の動画をInstagramに投稿し、「こんなことは誰も望んでいない」というコメントと共に投稿している。
この記事は英語から翻訳されました。翻訳:千葉雄登