ワシントン州在住のティーンエイジャーの少女は、友人を橋から川に突き落とし、複数の怪我を負わせたとして無謀な危険行為の罪に問われている。
事件はビデオに収められ、ネットで急速に広まっている。
8月7日付の動画には、友人の1人が川へ飛び込んだ直後、16歳のジョーダン・ホルガーソンさんがモールトン・フォールズ・リージョナル・パークの橋の上で、川に飛び込むのをためらっている様子が映っている。
米・オレゴン州の放送局KOIN-TVの入手した訴状によると、ジョーダンさんはその後、自ら「飛び込みたい」発言したとされている。
しかし、橋での突き落としの瞬間までを記録した動画には、「いや、飛び込まない」と言って川へ飛び込むのに二の足を踏んでいるジョーダンさんと、彼女の後ろに立つ18歳のテイラー・スミスさんの「とにかく飛び込みなよ。押してあげる」という声が記録されていた。
直後、スミスさんの手が映像の中に現れ、レッジを超えてジョーダンさんを突き落とし、ジョーダンさんは50フィート(約15.2m)以上も下の川へと腹部から落下した。
「水に飛び込んだ瞬間には意識があった」と、ジョーダンさんは米・オレゴン州の放送局KGW-TVに語った。
ジョーダンさんは肺の破裂と6本の肋骨骨折というケガを負った。
「娘は体が麻痺することもなく、命も落とさず、幸運でした」とジョーダンさんの母親ジャネル・ホルガーソンさんはLongview Daily Newsに語った。
「娘は一生残るケガを負わずに、回復できて、私たちは幸運です」
クラーク郡の検察は「死または深刻な負傷の重大なリスク」を引き起こしたとして、テイラー・スミスさんを起訴した。
スミスさんは8月17日にGood Morning Americaに出演し、友人を突き落とす前に起こりうることについて考えが及んでいなかったと語った。
「彼女は飛び込みたがっていて、怖がっていた。私に押してと頼んできたんです。どんなことが起こりうるか想像していませんでした」
「大丈夫だろうと考えていました」