「黄色い線の内側までお下がりください」を守らず起きた悲劇 電車に引きずられた男性が死亡

    男性は服または鞄を列車に挟み、引きずられたと報じられている。当時の状況は定かではなく、現在も捜査は続いている。

    2月19日、NYのグランドセントラル駅で39歳の男性が服の一部と鞄を電車に挟み、車両に引きずられて死亡した。

    事件が起きたのはグランドセントラル駅発の7系統。2月19日の19時30分に通報が入った。

    ニューヨークタイムスは、死亡した男性はホームの黄色い線ギリギリを歩いていたところ、ホームに入ってきた電車の車両に服と鞄を挟まれたという目撃情報があった

    ある目撃者はBuzzFeed Newsの取材に対し、男性がホームにいたとき、電車はすでにグランドセントラル駅を出発するタイミングで動き出していたとコメントしている。動き出していた電車と男性がどのように接触したのかは不明だ。

    電車が動き出していたため、ドアはすでに閉まっていた。どのように服や鞄を挟んだのかは定かではない。

    現場に設置されていた監視カメラには、男性が電車に引きずられ、トンネル内の電源盤に直撃した瞬間が映っていたとニューヨーク・タイムズが報じている。男性が電源盤に直撃した際に生じたとみられる光を確認した運転士が異常を感知し、電車を停止した。

    駅の係員が現場へ急行すると、そこには男性が倒れていたという。救命隊員が死亡を確認した

    2月20日、NY警察の広報担当者によると、捜査は継続中だという。また、男性の身元が判明したと明らかにしている。現在、家族による確認を行っており、特定でき次第、男性の詳しい情報が公表される予定だ。

    事件が起きた当時、ホームがどれほど混雑していたのかは不明だ。ABC7はプラットフォームは帰宅ラッシュのために混雑していたと報じているが、BuzzFeed Newsにそれほど混雑していなかったと証言する者もいる。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登