トランプ氏のテレビ局の予感?討論のライブ動画番組が始まっていた

    「大手メディアの偏向した報道に飽き飽きした人たちへ」

    米大統領選の最後の討論会を20日(日本時間)終えたドナルド・トランプ氏。米の大手メディアの多くが民主党のヒラリー・クリントン候補の支持を表明する中で、メディアとの対決姿勢を打ち出してきた。

    その流れの一環なのか……討論会が始まる少し前に、トランプ候補の動画の番組が始まっていた。


    トランプ氏は「大手メディアの偏向した報道(別名ヒラリーの歪んだ政治団体)に飽き飽きした人たちへ。私のFacebookライブを観てください。見逃せません。お楽しみに!!」と、自身のFacebookページに書き込んだ。


    ライブ動画の視聴者数は、初めは20万人。その後12万人程度に落ちたものの、討論会中は17万人程度をほぼキープ。Facebook上では、ABCニュースのライブ動画に次ぐ2番手の視聴者数だった。

    ライブ動画には、退役軍人や元アリゾナ州知事が登場。コマーシャルの代わりに、トランプ氏のPR映像や、娘のイヴァンカ・トランプからのメッセージなどが流れた。

    トランプ氏がライブ動画を放映するのはこれが初めてではない。しかし、分析等を含む番組作りをしたのは、これが最初であるようだ。

    今週は、トランプ氏の義理の息子で、ニューヨーク・オブザーバー紙のオーナーであるジャレッド・クシュナーが、テレビ局を買収する可能性があるとの報道があったばかりだ。

    トランプ氏の選挙キャンペーンのCEOで保守系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」のスティーブ・バノン会長は、CNNの取材に対し、トランプ氏のテレビ局が誕生する可能性は否定しなかった。そして「トランプ氏は起業家なんだ」とだけ語った。

    BuzzFeed Newsはトランプ氏の陣営にコメントを求めたが、即座に返答は得られなかった。