63体の胎児の残骸が発見され、葬儀場のずさんな実態が明らかになる

    デトロイトでは同様の事件が一週間で2件目となっている。

    10月19日にデトロイトの葬儀場で63体の胎児の残骸が発見された件について、警察の取り調べが進んでいる。同市で同様の発見があったのは、この一週間で2件目である。

    デトロイト警察によると、トランベル・アベニュー通りのペリー葬儀場で、36体の胎児が箱の中から、さらに27体が冷凍庫の中から発見された。同火葬場は現在、残骸の取扱上の不手際および詐欺の容疑で警察の取り調べを受けている。葬儀場は閉鎖された。

    「がくぜんとしています」とデトロイト警察署長ジェームス・クレイグは、19日の記者会見で「遺族の方々に、神の御加護がありますように」と語った。

    ミシガン・デパートメント・オブ・ライセンシング・アンドレギュレートリー・アフェアズは 「忌まわしい事態と怠慢な行為」の発見後、ペリー葬儀場の葬儀科学ライセンスを一時停止し、同時に同葬儀場の社長であるゲイリー・ディークが保有する同ライセンスを一時停止したことを確認した。

    ミシガン・デパートメント・オブ・ライセンシング・アンドレギュレートリー・アフェアズの代表者は 、ペリー葬儀場は「人々の健康と安全にとって差し迫った脅威を呈している」と発表した。

    事態が発覚したのは、幼児だった娘の埋葬の取り扱いの不備について、ペリー葬儀場を訴えていた父親が警察に密告したことからだった。

    19日の発見は、それに先がけて週初めにデトロイトのキャントレル葬儀場で胎児10体を含む11人の幼児の遺体が発見された後に起きた。

    キャントレル葬儀場は、無人で死骸を保管していたことが発覚したことから、すでに取り調べが行われていた。

    ペリー葬儀場での発見によって、デトロイトでの葬儀場における不正行為への捜査が、さらに増すこととなった。

    「我々が知っている以上に大規模な問題かもしれない」とクレイグ署長は語った。

    「現時点ではまだ容疑段階ですが、非常に憂慮すべきです。41年間半の警察人生でこんなことは見たことがありません」。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。