男性がハイキング中に転倒して死亡 遺体の場所を知らせたのは飼い犬だった

    「デイジー(飼い犬)が吠えてくれなければ、彼を発見することはできなかったでしょう」と郡保安局はFacebookに投稿した。

    4月25日、ワシントン州で男性が行方不明になった。残念ながら男性は亡くなっていた。しかし、男性の飼い犬のおかげで、救助隊は遺体を発見することができたという。

    ピアース郡保安局がFacebookに掲載した投稿によると、身元不明の男性(64)は、24日に愛犬デイジーを連れてハイキングに出かけた。彼はよくハイキングをしていたというが、その日は男性もデイジーも家に帰らず、心配した妻が捜索願を出した。

    翌日早朝から、当局は捜索を開始。徒歩での捜索に加え、男性の携帯電話の位置情報からも発見を試みた。

    やがて、救助隊は男性の車を発見した。車中にはジオキャッシュ(位置情報を利用した宝探しゲーム)の位置をいくつか記したリストが残されており、チームはリストをもとに近場を捜索した。

    しかし、最終的に遺体の発見に繋がったのは、犬の吠え声だった。デイジーは森から離れず、吠えて救助隊に飼い主の位置を知らせたのだ。

    こちらがピアース郡保安局の投稿。デイジーが写っている。

    Facebook: piercecounty.sheriff

    「地図上の位置を確かめているときに、救助隊のメンバーが犬の吠え声を聞きました」

    「救助隊は吠え声に向かって山を登りました。すると、デイジーに似た犬が、マーシャル川の非常に急な土手を登っていくのを見つけました。さらに30分ほど森の中を歩いて犬の居場所を突き止めると、そこには男性の遺体もありました」

    男性は転倒して怪我をしたとみられている。

    「困難な捜索の結果は非常に残念なものでしたが、我々のチームとボランティアの方々の努力をとても誇りに思います」

    デイジーの活躍については、「彼の忠実な仲間であるデイジーが吠えてくれなければ、彼を発見することはできなかったでしょう。本当に素晴らしかったです」と書かれている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子