世界がW杯で盛り上がっていた中、スペインの広告代理「LOLA MullenLowe」とスペインLGBT権利連盟が力を合わせ、隠れプライド写真(Secret Pride Photos)をロシアにて撮影。反LGBT法への抗議アクションを起こしました。
この「隠れプライド写真」の趣旨は、いろんな国の人をW杯で集め、それぞれサッカーのユニフォームを着る、というもの。写真は世界中で拡散し、注目を集めています。
ユニフォームの色は、赤、オレンジ、黄色、緑、青、そして紫の6色。モデルが並んで歩くと、プライドを意味するレインボーフラッグに。
この企画は、ロシアの反LGBT法に対する抗議アクションでした。
LOLA MullenLoweの代表、サラ・オクレントは「最も安全な方法でロシアの反LGBT法に抗議する方法を考えていた」とBuzzFeed Newsに語りました。
「LGBTのアクションをロシアで起こすことは、とても危険なことです。この撮影に参加してくれた6人のボランティアに、安全であって欲しかった」
そこで、LOLA MullenLoweはボランティアたちの安全を考え、プロジェクトが公開されるまで、彼らがロシアを行き来できるようにしました。ボランティアたちは、メールや呼びかけで募ったそうです。
「世界中から良い反響がありました。自分がこのプロジェクトに携わっていることに、喜びを感じています。ロシアの現状が、少しでも良い方向に変わりますように」とサラ。
この記事は英語から翻訳されました。翻訳:日比友紀子