警官に立ち向かい、睨みつける若い女性の写真が話題を呼ぶ

    チリの行方不明者たちを追悼するデモ行進の時の一枚。

    機動隊員を睨みつける若い女性の写真。1973年9月11日のチリの軍事クーデターを記念する抗議活動の最中に撮影された。

    何千人もの人々が、チリの首都・サンチアゴの街を行進した。この抗議行動は、サルバドール・アジェンデ大統領が失脚し、殺害され、アウグスト・ピノチェト率いる軍事政権に交代してから43年目を記念するものだった。

    チリの新聞「La Tercera」によると、この写真が撮られたのは、警察が街中でデモ行進参加者を無作為に逮捕し始めた時だった。この写真を撮影したカメラマンのカルロス・ヴェラ・マンチーラは、この少女は「それに反応し、反抗的な顔つきで警察官の前に立ちはだかった」とウェブサイトで語っている。

    この写真は、ピノチェト政権下で行方不明になった人々の親族が集まっていた、レコレータ墓地の外で撮影された。

    a girl staring down a riot policeman today in Chile, during a protest marking the country’s 1973 military coup.