妻に見捨てられ…。アニメキャラに恋するペンギン、悲しい過去があった

    動物の世界にもいろいろある。

    アニメ「けものフレンズ」のキャラクターに恋をしていると話題の、東武動物公園で暮らすフンボルトペンギンのグレープ君。

    この度、グレープ君の恋のきっかけ(?)にもなった、悲しい過去が明らかになりました。

    現在、けものフレンズとのコラボレーション企画を展開中の同園。

    グレープ君は、ペンギン舎に展示された、フンボルトペンギンをモチーフにした同作のキャラクター「フルル」のパネルをじっと見つめる姿が話題となり、一躍人気者になりました。

    グレープ君はいま20歳。人間の年齢に換算すると、およそ80歳になるそうです。

    そんな彼がどうしてフルルを気に入ったのか。5月20日に同園で催されたイベントで、飼育係の「やまだおにいさん」が語りました。

    妻に見捨てられ、ひとりぼっちに。

    グレープ君が東武動物公園にやってきたのは約10年前。当時は、いまも同じペンギン舎で暮らすメスの「ミドリ」と夫婦関係にあったそうです。

    しかし、ミドリはその後……。

    「けっこうイケメンの体がガッシリした(ペンギンの)若い男の子とくっついたんですよ」

    ペンギンの世界にもいろいろあるようです。

    妻に見捨てられて以来、グレープ君は群れから離れて一羽でポツンといることが多くなったそう。

    そこに現れたのが、フルルでした。

    巣を作るフンボルトペンギンは、グレープ君に限らず、それぞれお気に入りの場所があるそうです。

    「それでも…」とやまだおにいさん。グレープ君の行動をこう説明しました。

    「グレープ君は、(パネルを)設置してから確かにあの場所に行っていますね」

    「飼育係と間違えているのかとも思ったんですけども、何かしらに惹きつけられてあそこに行っているのは確実だと思います」

    5月20日のイベントに参加した、フルル役の声優・篠田行子さんと記念撮影するグレープ君。

    トークショー来てくださった皆さん、ありがとうございました! やまだおにいさん、グレープくん、ありがとうございました🐧✨ #東武動物公園 #けものフレンズ