学生には絶対にオススメしたくない新フォントが誕生

    それは、Times Newer Romanと呼ばれていて、先生が認めるフォントみたいに見える。単に、大きいだけ。

    楽をしたい大学生、もちろん高校生、大学院生にも吉報。学校の論文でページ数を稼ぎたい(注1)ときに使える新しいフォントのご紹介。Times Newer Romanというフォントで、昔ながらのTimes New Romanによく似ている。このフォント、実は少しだけ大きい。

    それは、Times Newer Romanと呼ばれていて、先生が認めるフォントみたいに見える。単に、大きいだけ。

    こっそりと余白を広げたり、ピリオドの後に余分にスペースを入れてみたり、句読点を大きなフォントサイズにしたりする必要はない。この新しいフォントは、ページ内で余分にスペースを取ってくれる。

    これでずいぶんと楽になる。15ページの論文を書くには、Word文書でシングルスペース、フォントサイズ12にすると、今までのTimes New Romanを使った場合と比べて、この新しいフォントだと約850ワードも少なくて済む(注2)。 つまり、つまらない学校の課題をやる代わりに、Instagramをチェックする時間が増えるんだ!

    たしかにグーテンベルク聖書以来(ホント?)、人びとは学校の論文を長く見せようと様々な技を見つけてきた。それともおさらばだ!

    デジタル製品エージェンシーであるMSCHFのゲイブ・ホエーリーさんは、自身も学生時代に論文を締め切りぎりぎりまで書かない人であったため、このフォントを作る気になった、とBuzzFeed Newsに話している。

    「ある意味これは、卒業後の人生のために学校が学生に教えようとしていることの矛盾に対する声明です。実際の世界では、簡潔さこそが王道で、より少ないワード数で明快に考えを述べた方が、効果的です」と同氏は話す(ちなみに、ホエーリーさんはBuzzFeedの元従業員だが、編集スタッフではなかった)。

    だが、その苦労も、論文を印刷するときにのみ効果を発揮する。このフォントを使ってWord文書を教授にメールして、教授がTimes Newer Romanのフォントをダウンロードしていないと、普通のTimes New Romanで表示される。恐らく教授はTimes Newer Romanをダウンロードしていない。

    ダウンロードは、こちら

    注1:

    BuzzFeed Newsは、学校の課題でずるをすることを推奨していません。学生よ、勉強しなさい。お金払っているんだから!

    注2:

    このフォントをダウンロードして、先生に見つかり、単位を落としても、BuzzFeed Newsは一切の責任を負いません。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:五十川勇気 / 編集:BuzzFeed Japan