性的暴行は「誰にでも起こり得る」 米大学生が警鐘鳴らす写真シリーズ

    「無視しないで。あなたの目の前にある出来事なのだから」

    キャンパスでの性的暴行で有罪判決を受けた米スタンフォード大の元学生、ブロック・ターナー。先週、ターナーは服役を終え、刑務所から保釈された。

    その後、ターナーの事件に触発された、ニューヨークの大学生が、写真の連作を撮影し、公開した。

    20歳のヤナ・マズルケビチによる写真シリーズ「It Happened」(それは起こりました)は、性的被害についての意識向上を目指すプラットフォーム「Current Solutions」のために制作された。

    マズルケビチは、「写真のアイデアは、これまでの個人的な体験や、友人たちの体験から着想しました」とBuzzFeed Newsに話した。

    動きが止まったように見える一連の写真は「現実で起こり得ること」を表現しているという。

    「あなたの身近な人たち、あなたの知っている人たちに起こり得ることなのです」

    「見て。これを見て。無視しないで。あなたの目の前にある出来事なのだから」

    マズルケビチは、自分の作品がこんな風に広まるとは思ってもいなかったと話した。

    マズルケビチは以前にも、「Dear Brock Turner(親愛なるブロック・ターナーへ)」というタイトルの写真シリーズをCurrent Solutionsと共に作った。

    「私に話を聞かせてくれた人たちに感動しました。発見があり、どうやって進んでいくべきか考えさせられました」とマズルケビチ。