ビーチから消えた男性。24件のレイプの容疑者だった

    17歳の息子は警察に嘘の話をしていた。

    ロサンゼルス・タイムズによると、カリフォルニアを訪れたスコットランド人の旅行者が、地元でのレイプ容疑から逃れるため、死を装うとした。

    スコットランドからカリフォルニアのカーメルを訪れていたキム・ゴードンが行方不明になった、と、キムの17歳の息子が2月25日、届け出た。

    父親がモナステリー・ビーチで泳いでいたところ、いなくなったという。ビーチは荒波の様子から「葬儀場ビーチ」と呼ばれる。過去に溺死した犠牲者が多数いる。

    米沿岸警備隊とカルフォルニア公園局は数日間にわたり捜索したが、ゴードンを発見できなかった。

    KIONによると、モントレー郡の保安官がゴードンの身元を調べたところ、スコットランドで24件のレイプの容疑がかかっていた。

    警察当局は17歳の息子に2度にわたり事情聴取を行った。すると、どのようにビーチに行ったかなど、答えの細かな部分に矛盾が出たため、計画的な逃亡だったことを疑い始めた。

    「おそらく息子は父親が水の中に入るところを見ていない」「彼が水中に入ったところを見た目撃者はいない。探し出すのは至難の技だ」と、モントレー郡保安官事務所の潜水チームの責任者マイケル・ダーリントンは、KIONに述べた。

    息子の父親に関する情報はデタラメで、父親に関する詳細を知ることができない、とモントレー郡保安官事務所のジョン・サンバーグはロサンゼルス・タイムズに話した。

    「息子の話では疑問を明らかにできず、そこから崩れ始めた」とサンバーグは話した。

    連邦保安官も郡保安事務所とともに、ゴードンのあとを追っている。

    ゴードンの息子は、警察に虚偽の話をしたことで起訴される可能性がある。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉