遺体となって見つかった父、首には犬がついたままの鎖が。16歳の息子が逮捕へ

    アレクサンダーは「父の死に混乱していない。父は、私と母を何年間も虐待していた。」とも述べていた。

    ノース・カロライナ州在住の16歳の少年が、父親を絞殺したとして殺人罪で起訴された。

    60歳のウィリアム・ビショップさんは2018年4月に、ノースカロライナ州ダラムの自宅で、意識不明の状態で見つかった。心肺停止の知らせを受けて警察が自宅に向かい、発見した。病院に急いで運ばれたものの、すぐに息を引き取った。

    the News & Observer によると、ウィリアムさんは椅子に前かがみに座っていて、犬の鎖が首に巻いてあった。鎖の先には犬が繋がれたままだった。

    ウィリアムさんの死因の特定には時間がかかった。the Tampa Bay Timesの死亡記事では、ウィリアムさんが心臓発作で死んだと元妻のシャーロンさんが話したとしているが、警察は絞殺を示唆していた。

    2月23日に、警察はウィリアムさんの息子で16歳のアレクサンダー・ビショップ容疑者を殺人罪で逮捕した。

    アレクサンダー容疑者は自ら通報し、警察に状況を説明していた。

    the News & Observerによれば、アレクサンダー容疑者は「父の死に混乱していない。父は、私と母を何年間も虐待していた」とも述べていた。

    「アレクサンダー容疑者は肉体的な苦痛ではなく、日頃から小さな事柄で暴言を吐かれていたと話している。それは、皿がシンクに置いたままであることや宿題ができていないことなどだった」と警察は逮捕令状に書いている。

    逮捕令状によると、容疑者は、携帯電話を使って、金の価値や不動産の価値、誰かが死亡したときの銀行口座の移行方法を調べていた。

    刑事は「検索履歴は容疑者アレクサンダー・ビショップの父親への殺意を示している可能性がある」と述べている。

    ウィリアムさんはフロリダの開発事業を担当する優秀な不動産デベロッパーだった。ノース・カロライナ州には最近引っ越した。元妻とは2016年に離婚して、アレクサンダーと、その兄弟の親権を翌年から持っていた。

    アレクサンダー容疑者の弁護士はコメントを控えている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉