ホームレスの男性が行政重役に射殺された映像が公開 これは本当に正当防衛だったのか

    正当防衛かどうか、議論が白熱する中で警察署は事件当時の様子を捉えていた監視カメラの映像を公開した。

    フロリダ警察は、シティ・コミッショナーがホームレスの男性を拳銃で撃って殺害するところを捉えた監視カメラの映像を公開した。コミッショナーの男性は、ホームレスの男性が自分の軍払い下げ物資販売店で斧を万引きしようとしたと主張している。

    レイクランド警察の発表によると、47歳のマイケル・ダン容疑者は10月3日、50歳のクリストバル・ロペスさんをフロリダ州レイクランドのヴェッツ・アーミー&ネイビー・サープラス店の外で銃を発砲し、殺害した。

    この店の共同所有者であるダン容疑者は当局に対して、ロペスさんが斧を万引きしようとしているところを目撃し、問い詰めたところロペスさんが斧で脅迫してきたと述べた。警察によれば、「論争が続き、ダン容疑者が発砲して、斧を持ったままのロペスさんに銃弾が当たった」という。

    発砲の発生以来、警察と州検察はダン容疑者が殺人の罪に問われるべきか捜査を行なっているが、ダン容疑者は正当防衛を主張している。フロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド」法は、正当防衛のために殺傷能力のある武器を使用した人を保護するもので以前から物議を醸していた。

    レイクランド警察は、ロペスさんが亡くなった時の店の監視カメラの映像を警察の公式Facebookページに投稿した。公開された映像には、ロペスさんがお店から逃げようとするところをダン容疑者が拳銃で撃って殺害したように見える生々しい瞬間も含んでいた。

    「捜査は続いていますが、透明性のために、レイクランド警察は10月3日の発砲を映したすべての映像の公開を州検察に求め、許可を得ました」と、レイクランド警察は投稿の説明欄で述べた。

    「市民の皆さんは映像に対して批判的な感情をお持ちかもしれませんが、警察が州検察と協力して捜査を続ける間はどうか、忍耐強くお待ちください」

    ご注意ください。この映像には一部の方が不快と感じるような場面が含まれています。

    Facebook: video.php

    ヴェッツ・アーミー&ネイビー・サープラス店の監視カメラの映像では、ダン容疑者が右手に銃を持ち、ロペスさんが店のフロントドアを開けようとするのを左手で止めようとするところが映っている。ロペスさんはドアを押し開け、ダン容疑者が彼の左肩を掴んだ。

    ロペスさんがその手を払いのけようと左手をあげると、ダン容疑者が発砲。ロペスさんは店の外で地面に倒れ込み、ダン容疑者が銃を向け続ける中、身体が震え始めた。

    映像の中では、ロペスさんは右手に何かを持っているように見えるのだが、それが斧なのかははっきりと見えない。

    未加工の監視カメラの映像を入手したタンパ・ベイ・タイムズによれば、発砲から3分間の間、「ロペスさんは顔を下に地面に横たわり、ダン容疑者は画面から出たり入ったりしている。応急処置を施そうとする人は誰も映っていない」という。

    地元メディアの報道によれば、ロペスさんと彼の父親は近所のホームレスシェルターで断続的に暮らしていた。

    ダン容疑者は12月にレイクランド南西地区コミッショナーに選出され、1月に就任。

    地元テレビ局WFLAとの10月4日付のインタビューの中で、ダン容疑者の弁護士ラスティ・フランクリン氏は、ダン容疑者は「責任を持って合法的に」行動した、と主張している。

    「万引きをしている人がいて、その人は武器を持っていたんですよ」と彼は述べた。

    「店を所有している彼は、その店を守らなければなりません。武器や銃器が合法に売られている場所ですから」

    州検事ブライアン・ハース氏は発砲の捜査が週末には終了すると考えていると声明の中で述べた


    この記事は英語から翻訳・編集しました。