フロリダ在住の男2人が、元ルームメイトによるプレイステーション4の盗難を疑い、彼を刺殺した疑いであると警察当局は発表した。
ジェイク・バイロッタ容疑者（22）とイアン・マッククラーグ容疑者（21）が、第一級殺人の容疑で告訴された。
オーランド北部にある彼らの自宅で起きた強盗事件に、被害者のジョシュ・ソウザが関与したと疑い、おびき出して殺害したとみられている。
11月27日にセミノール郡のデニス・レンマ保安官は、「バイロッタ容疑者は強盗事件に腹を立て、マッククラーグ容疑者とともに被害者をおびき出す計画を立てた」と報道陣に対して語った。
ソウザは両容疑者の自宅にルームメイトとして2週間だけ住んでいたが、彼らに追い出されていた。
保安官の話では、彼らがパーティーに誘うのを装って、ソウザとメッセージのやり取りをしていた。
「バイロッタ容疑者は刃渡り約18センチの、とても鋭利な調理用ステーキナイフを携え、被害者に会って家に招き入れると、複数回刺した」と保安官は話した。
しかし、新しいルームメイトであるウォルター・ジョンソンが、Tinderのデートを終えて家に戻り、マッククラーグ容疑者がナイフを持ち、バイロッタ容疑者がソウザの体をビニール袋に入れているところを発見。
保安官によると、現場にはモップと粘着テープもあり、両容疑者は遺体を埋めるつもりだったという。
BuzzFeed Newsが入手した警察の報告書によると、「ウォルターは、バイロッタ容疑者が遺体のそばにあったバックパックを徹底的に調べていた。また、同容疑者は『彼に思い知らせてやる必要があった。そもそもの原因は彼だ』と供述をしている」という。
現場を目撃したウォルターは、Tinderのデート相手がまだ待っている車に急いで戻り、警察に電話をした。
数分後、警察が現場に到着すると、マックラーグ容疑者はトイレの中に立てこもっていた。バイロッタ容疑者は家から逃走したが、その後、警察のヘリコプターによって発見された。
保安官によると、捜査当局はバイオロッタ容疑者が主犯だと断定している。マッククラーグ容疑者は、ソウザが逃げようとした場合に捕まえる役割を担っていたと考えている。
マッククラーグ容疑者は、ナイフでバイロッタ容疑者に刺されたソウザが、繰り返し「やめてくれ！」と叫んでいるのを聞いたと、警察に供述した。
現場ではドラッグも押収されたが、それが殺人に影響したとは考えられないと、保安官は述べている。
「どうやら、バイロッタ容疑者はプレイステーションが盗まれたことにもともと腹を立てていたようだ」と語った。
「彼らは復讐するためにソウザさんを現場に誘い戻した」
両容疑者とも、現在はセミノール郡の拘置所に身柄を拘束されている。裁判所のウェブサイトには、いずれの容疑者の弁護士も記載されていない。
捜査当局は、2004年にXboxをめぐる争いで6名と犬1匹が野球バットで撲殺あるいは刺殺されたフロリダ州デルトナの事件を思い出したことを明かした。
「これは人が想像できる最も奇怪で恥ずべき行為」だと彼は話した。
「人の命の価値を無視した行為です」
この記事は英語から翻訳・編集しました。