12月12日、カリフォルニア州で油まみれのダクトに詰まって2日間身動きが取れなくなっていた男性が救助された。彼は廃業している中華レストランに押し入ろうとしてダクトに侵入していた。
事件が発覚したのはサンフランシスコの沿岸部、サンロレンソの住人から通報が寄せられたため。通報した人物は「助けを求めるささやき声」を中華レストラン前で耳にしたという。
通報を受けて駆けつけた保安官は当初、キッチンの話し声がダクトを通じて外に聞こえているのではとも考えたが、ダクトの中で身動きが取れなくなっている男性を発見した。彼はそのとき、油まみれになっていた。
当局は救助後に現場の写真を公開。レストラン内部のキッチンには男性のものと思われる靴が残されていた。侵入する際に脱げてしまったものだと思われる。
男性の救助にかかった時間は1時間。救助された際、男性は2日間身動きが取れなかったために疲労も酷く、酸欠状態に陥っていたという。
「少しでも救助が遅れていたら、彼は助かっていなかったでしょう」と救助にあたった保安官は振り返る。
その後、男性は病院へと搬送され治療を受け回復。警察による取り調べを受けている。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登