銅像にイタズラしたのは誰だ? ついに警察が出動する事態に発展

    これは笑いごとじゃないぞ!

    ジョージア州のサバンナ市は、街のダウンタウンの歴史ある像に目玉を付けた人物を必死に探している。

    サバンナのジョンソン広場に立っているアメリカ独立戦争の司令官のナサニエル・グリーンの像に目玉が取り付けられてしまい、サバンナ市のFacebookの公式ページに「こんなことをしたのは誰ですか?」と投稿される事態となった。

    「この目玉を付けた人物は、これが笑える冗談だと思っているのかもしれませんが、公共の財産である歴史ある像を傷つけることは冗談では済まされません」とサバンナ市のページには書かれている。

    「これは犯罪です」

    サバンナ市は、警察に連絡するために情報の提供を市民に呼びかけている。「このイタズラをした人物を探しています」とサバンナ市はホームページで発信した。

    警察の広報担当のビアンカ・ジョンソン氏は、この目玉を付けられた像の写真がSNSで拡散されているのを見た地元メディア関係者が、警察に通報してくれたとBuzzFeed Newsに明かした。

    像に付けられた物について、「ギョロっとした目玉だと誰もが言っている」とジョンソン氏は話した。

    「私は、この物体を何と言ったらいいのかは分かりません。小さな、手芸用品の店で売っている目のようには見えます」「このイタズラは、特別像を傷つけたわけではありません」とジョンソン氏。

    ジョンソン氏は、サバンナ市は柵を越えてイタズラをした人物を、不法侵入として警察に通報したと話した。

    「これは不法侵入にあたります」「この行為は犯罪には違いないので、監視カメラを設置して今後も柵を越える人物がいないかを見張っています」

    Facebookに投稿されたサバンナ市の投稿は瞬く間に拡散し、「こんなしょうもないイタズラで警察が動くのか」と、多くの人にネタにされてしまった。

    「ずっとサバンナに行きたいとは思っていたが、こんな治安の悪い場所だとは知らなかった。もう行きたくない」という皮肉なコメントをするユーザーもいる。

    「この犯罪行為をしたサイコパスが捕まったら考える。FBIはまだ捜査に関わっていないのか?」

    「こんなことで腹が立つなんて、自分はまだ白人には程遠いんだと分かった」と書いたユーザーまで。

    しかしジョンソン氏は、警察の捜査は妥当なものだとBuzzFeed Newsに語る。

    サバンナ市には歴史ある像が多くあるので、「何も対応をしないと今後収拾がつかなくなる恐れがある」とジョンソン氏。

    「私たちは、このようなイタズラを見たくないということを皆さんに伝えたいのです」「街にあるたくさんの像に、やりたい放題をしてはいけないという当たり前のことを分かってほしいです」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。