戦場で眠る日々。シリアの日常を描写した22枚の写真

    ラッカの現状は、平和的解決とはかけ離れている

    BuzzFeed Newsは先月、写真家のAndrea DiCenzoをBorzou Daragahiと共にシリア北部のラッカに派遣した。ISが首都だと宣言する街を、連合軍が奪回しようとしている一方、一般市民は捕まって殺されないよう、夜陰に紛れて逃げている。

    ラッカは過去4年間、ISの拠点であり、奪還をめぐる戦いは、ゆっくりとしたものだった。シリア民主軍は、その大部分がクルド人の司令官に指揮された民兵隊と部族の集まりで、ラッカに侵入しようと何週間も悪戦苦闘してきた。

    「民主軍は前線を支配することも抑えることもできませんでした」とDiCenzoは語る。「10人から40人の部隊が建物の最上部を占領していますが、1階は無人のままです。建物を一掃した数日後、シリア民主軍は5階にいて、ISは4階にいると聞いています」

    国連によれば、5万人から10万人の一般市民が街から出られなくなっているという。逃げた人々は夜陰に忍んで脱出したか、密輸業者の助けを借りていた。爆弾や武器を持っていないか民主軍による検査を受けた後、事実上の収容所にたどり着いた。ISの戦闘員を民間人から守ることになる者もいれば、さらに遠くへ移動して、国連の難民キャンプに行き着く者もいる。いつこの戦争が終わるのかは本当に誰にもわからない。話をした人々はすぐ家に戻ることを願っていたとDiCenzoは言う。

    「人々は中心街から離れた村にある家には戻れますが、誰もラッカにはまだ戻れていません」と彼女は語る。「私たちが外でパトロールをしていた時、2人の民間人がバイクで近づいてきましたが、おそらくは自分の家を確認するためで、それから引き返していきました。簡単に破られてしまう前線なのです」

    これらの画像は、ISに対する戦いにとらわれたシリア人だけでなく、ジハーディストたちを倒そうと苦闘する人々にとって、生活がどのようなものかを示している。






    この記事は英語から翻訳されました。