悲劇的な死から20年。写真で振り返る、ダイアナ元妃の人生

    20年前、私たちはハートのクイーンを失った。

    ダイアナ元皇太子妃は、その短い生涯の中で数々の役割を演じた。伯爵家の令嬢レディ・ダイアナ・スペンサーとして生まれた彼女は、1981年に皇太子妃となる。おとぎの世界さながらの結婚式を挙げ、テレビで見ていた無数の人々を魅了した。ほどなくして子どもも誕生。ダイアナは皇太子妃としてふさわしい人間になろうと努力した。

    しかし、それは長続きしなかった。「夫婦2人だけの世界ではなかった」不信だらけの結婚生活のなかで、2人の息子ウィリアムとハリーは最上の宝物だった。反抗心を抱いたダイアナは、伝統や周囲の期待を押しのけ、人道的な活動のために時間とエネルギーを注ぎ込んだ。一時は、100もの慈善団体に関わっていたという。

    ダイアナが公の場に姿を現すと、そのファッションに注目が集まった。彼女は、親しみやすさを醸し出すために明るく華やかな色合いの服をまとい、人々とじかに触れ合って交流できるよう、手袋や帽子を身につけなかった。

    AIDS(後天性免疫不全症候群)がもっとも猛威を振るっていた時期に、AIDSを発症して死期が迫っている患者に触れ、ハグをした。その画像は、偏見をなくすための強力な武器となった。

    ダイアナが悲劇的な死を迎えてから20年。20歳の内気な女性が、世界中で愛されたプリンセスになったその軌跡を振り返ってみたい。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:遠藤康子/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan