小売り大手がトランプ家関連商品の取り扱いを相次いで中止している。
シアーズとKマートは、インテリアブランド「トランプ・ホーム」31商品の取り扱いをやめる。2月11日、ロイターが伝えた。利益が見込める商品に切り替えるという。
両社のオンラインサイトからも「トランプ・ホーム」は消えた。Business Insiderによると、広報担当は「最も売れ行きのいい商品にフォーカスするように、つねにオンラインの品揃えを洗練しています」「トランプホームの31商品は今週、サイトから削除されました」と話した。
ショッピングサイト「ジェット」「ショップスタイル」からもイバンカ商品は消えた。トランプ大統領の香水「サクセス」も消えた。
トランプ家関連商品の取り扱い中止が大きな話題になったのは百貨店ノードストロームとニーマンマーカスの発表だった。販売不振を理由にあげた。
ただ、ブランド側は反論する。
「イバンカ・トランプのブランドは消費者の支持を受けて、カテゴリーや販売経路を拡大しています。2016年は前年比で大幅な増収です」。同ブランドのマーケティングを担当するローズマリー・K・ヤング氏はBuzzFeed Newsの取材に答えた。「ブランドの強みは生み出す利益だけでは測れないと思います。むしろ大切なのは、保っている高い品位です」