Amazonなどで人気のラメ入りiPhoneケース。ケースの中の液体によって化学やけどを負う事故が米国などで相次いでいるため、製造会社がリコールを発表した。
問題になっているケースを製造していたのはアメリカの「ミックスビン・エレクトロニクスLLC」。
リコールが発表されたのは8月1日だが、SNSでは昨年からこのケースの危険性が話題になっていた。多くの少女たちが同じような傷についてツイートしていたのだ。
ステファニーの場合、仕事中ポケットにiPhoneを入れていたら、脚にやけどを負ったとBuzzFeed Newsに話した。
この傷が治るまでには1カ月以上かかったうえ、傷跡が消えることはないだろうと彼女は話した。
メリッサも被害者の一人だ。星型ラメ入りケースをAmazonで買った。ケースにひびが入っているのに気づいたとき、親指が痛み始めたと彼女は言う。
もう一人の被害者キャシーは、ラメ入りケースがやけどを引き起こすという噂を知っていたが、気に留めていなかったとBuzzFeed Newsに話した。
ケースを買ってから1年は何事もなかった。だがある日、昼寝から目覚めると「腕にやけどを負っていた」のだ。
被害にあった人たちのケースがリコールの対象製品なのか、それとも違う会社が作った似たようなデザインなのか、ツイートからでは判然としない。被害者の一人であるコートニーは、衣料品小売店Wet Sealでこのケースを買ったと話している。
液体が漏れたときは学校の昼休みで、コートニーは脚の間に携帯を挟んでいた。
「最後の授業を受けるまでには、母を呼んで早退しなくてはなりませんでした。それくらいひどく痛んだんです」
ミックスビン社で購入したものだと証明できる客は、ケースの写真を送れば同社から全額返金を受けることができる。
ミックスビン社は「訴えを受け付けて承認次第、ケースを処分する方法を示した説明書を送ります」と話している。
この記事は英語から翻訳されました。