グーグルがトランプ政権を批判 「邪悪なことをする」

    グーグルの企業信念は「邪悪になるな」だった。

    エリック・シュミット氏は1月26日(現地時間)、トランプ政権が「入国の管理でやったように、邪悪なことをする。それ以外もやるかもしれない」とグーグルの従業員に向けて言及した。

    カリフォルニア州マウンテンビューにある本社でのミーティングで発言したシュミット氏。ドナルド・トランプ大統領が難民や移民の入国を制限する大統領令を、27日に署名するとの報道が表面化していた。

    長年、グーグルの企業信念は「邪悪になるな」だった。シュミット氏は、元グーグルのCEOで、現在、親会社アルファベットの会長を務めている。

    トランプ政権の移民政策に対するシュミット氏の抗議は注目に値する。トランプ大統領とアドバイザーとの面会で少なくとも2回もトランプ・タワーに訪れたことがあるからだ。

    しかし、トランプ氏と人脈を築くことには苦労していた。

    シュミット氏はオバマ政権と親密な関係を持っており、ヒラリー・クリントン氏の選挙運動も支援していたという、トランプ政権のアドバイザーにとって忘れがたい事実がある。

    BuzzFeed Newsは、シュミット氏のミーティングでの発言記録の一部を入手した。「邪悪」発言が正確であることを、この件に詳しい3人によって確認した。記録によると、シュミット氏は以下のように発言している。

    「この政権の論調は、経済成長中心だと言えるよ」

    「だが、結局のところ、入国管理でやったように邪悪なことをする。それ以外もやるかもしれない」

    グーグルの広報はコメントを控えた。

    詳細はアップデートします。

    この記事は英語から翻訳・編集されました。