世界最高齢の海鳥とされる66歳のアホウドリが、今年も卵を産み、巣作りをしている。米魚類野生生物局が発表した。
コアホウドリのウィズドムの巣作りが確認されたのは、ハワイ州ホノルルのおよそ1200マイルの北西部にあるミッドウェー島の野生生物保護区。これまで毎年巣を作ってきたのと同じ場所で巣作りしているそうだ。
「ウィズドムが戻って巣作りを始めたというニュースに、スタッフは色めき立っていました」と、ミッドウェー島の保護区でプロジェクトリーダーを務めているチャーリー・ペリッツアは述べている。「本当に嬉しくなります」
コアホウドリは一般的に生涯同じ相手とつがうが、ウィズドムはあまりに長命なので複数のパートナーがいたと思われている。保護区の担当者によると、これまで少なくとも36羽のヒナを育ててきたとみられている。
今回、ウィズドムはミッドウェー島に出産のために戻ってくるのか、換羽のために休息をとるのか、当局は判断しかねていた。換羽は、空中でその生涯のほぼ90%を費やす鳥にとっては、重要な羽のメンテナンスだ。
ミッドウェー島の保護区には、数十万ものコアホウドリ、クロアシアホウドリ、それに絶滅寸前のアホウドリのつがいがやってくる。
保護区のスタッフは、ウィズドムの子孫を待ち望んでいる。
この記事は英語から翻訳されました。