死体に残る銃殺された痕跡 イルカへの残虐な行為が明るみに

    「残虐な行為です。ただそれだけです」

    地元の動物愛護活動家たちによると、マンハッタンビーチで浅瀬に打ち上げられたイルカは銃傷により死亡した。

    発見者でありマリン・アニマル・レスキューの代表でもあるピーター・ウォーラーステインさんは、11月9日に座礁したイルカの救助を求める電話を受けた。しかし彼が到着したとき、彼とライフガードは死亡しているイルカが波に浮かんでいることを悟りすぐに浜へ引き上げた。

    そこで、彼はある驚くべきことに気が付く。

    「(イルカの)側面に小さな穴があいているのを見つけました」と、ウォーラーステインさん(66)はBuzzFeed Newsに語る。彼はすぐに、それが銃傷だと疑った。

    ウォーラーステインさんはイルカを調べてもらうためにマリン・マンマルケア・センター・ロサンゼルスへ死体を持ち込んだ。そこで獣医師はレントゲン写真を撮り、体内に銃弾があることを確認した。

    センターの事務局長であるジェフ・コザードさんは、イルカの検視が行われたことを認めている。

    「私たちは銃弾を見つけました。直接の死因は銃弾による肺の損傷と思われます」と、コザードさんは語る。彼はそのイルカが若い大人のオスであり、体長約7フィート、体重が約170ポンドだと述べた。

    「海の動物が銃で怪我を負ったり死亡するなんてことは、あってはいけません」と、彼は強調する。

    10月にはセンターで239匹の海の動物を治療を受けている。センターで1年に数回、小さなイルカ、アシカ、アザラシが銃で撃たれて死亡または怪我を負って運ばれることがあるが非常に稀であると説明する。

    ウォーラーステインさんは「残虐な行為です」と眉をひそめる。彼の団体はロサンゼルス地域で1年間に300から500件の動物救助活動を行っている。しかし、銃殺されたイルカを発見したのは、彼が覚えているかぎり今回が初めてだ。

    「アシカが撃たれるケースはたくさん扱っています。しかしイルカが撃たれてしまったケースは本当に稀なことです」と明かす。彼は15年間で銃で撃たれて怪我をしているアシカを少なくとも12頭見てきたという。

    彼は、釣りの妨げになるため釣り船に乗った人間がときどきアシカを撃つことがあると推測している。

    「アシカは船から餌を盗んで邪魔をします。だからといって、撃たれたり殺されていいはずがありません」

    「残虐な行為です。ただそれだけです。イルカは、イカの捕獲用網以外のことで釣りを邪魔することはありません」

    マリン・アニマル・レスキューは、イルカ殺害犯を有罪にさせることができる情報に懸賞金5,000ドル支払うと発表。アメリカ海洋大気庁の海洋漁業局が今回のイルカの死亡事件を捜査している。

    「私たちは何かしなくてはなりません」と、ウォーラーステイン氏はつぶやく。「私たちは、このような動物に対する無分別な殺害行為を止めなくてはなりません」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。