明治大が東京オリンピック開催で授業スケジュール変更 ボランティア参加学生には配慮

    ゴールデンウィークに休日授業を実施するという。

    明治大学は7月26日、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年度の学年暦を一部変更することを発表した。

    開催期間中に授業が重複しないようにスケジュールを繰り上げる方針だ。

    26日、学生各位に発表された内容によれば、東京五輪のスケジュールを同大学年暦に当てはめると、開会日の2020年7月24日は春学期定期試験の開始日に当たるという。

    交通機関の混雑を考慮し、また「ボランティア活動などオリンピック参画への機会を奪ってしまう可能性がある」ことから特例で繰り上げ。

    開催期間中(2020年7月24日から同年8月9日まで)に、授業および定期試験が重複しないよう以下の変更をする。

    • ゴールデンウィーク中の全ての祝日において休日授業を実施(ゴールデンウィーク中ということを鑑み、教員がやむを得ず授業を実施できない場合は,その代替措置を講じる予定)
    • 春学期「学習指導」の期間を一定日数短縮し、春学期授業開始日を4月8日とする
    • 東京オリンピック開催期間中の全ての平日および土曜日を臨時休業(休講)日とする


    ボランティア参加学生に配慮

    学生が、東京オリンピック・パラリンピックのボランティア活動に参画した場合の配慮についても発表された。

    ボランティアにより授業や試験を欠席せざるを得なくなる場合は、代替措置を取るという。ボ参加する学生は事前に届け出をするよう呼びかけた。

    最後、「言うまでもありませんが、ボランティア活動により授業や試験を欠席することは当然の権利ではありません。今回の措置は、本学学生が学業とボランティア活動との両立において、授業等の欠席が不可避となる場合に適用される教育的な配慮であることを十分にご理解ください」とした。

    明治大の発表に対し、SNS上では「『やりたい人は勝手にやってください』でいい」や「ゴールデンウィーク潰すのはかわいそう」、「交通機関が乱れる中、大学に行かなくて済むのはメリット」など様々な声が上がっている。