2019年3月11日、東日本大震災から8年を迎えた。
ロックバンド「クイーン」の日本レーベルは11日、メンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーが8年前に日本へ送った応援メッセージをTwitterで紹介した。
クイーンは親日家として知られ、日本語で歌った曲「手を取り合って」は、震災復興のチャリティアルバム「SONGS FOR JAPAN」にも収録されている。
二人が送ったメッセージ全文は、次の通り。
ブライアン・メイ「私たちと日本のつながりは、とても強いものです」
「疲れ果てた長い眠りから目覚めて、テレビをつけてみると、日本の津波のひどい惨状が目に入りました」
「すぐに目に涙が溢れてきました。 ショックで、悲しく、そして非力さを感じました。この凄まじい悲劇によって、生活、家や家族が引きちぎられてしまった、すべての友人に愛とお悔やみのメッセージを届けたいと思います」
「宮城/仙台、クイーンで1976年にツアーしたときのことは、 私たちにとって、とても素晴らしい思い出です」
「若い日本の人たちは、私たちをまっすぐ心に受け止めてくれました。 私たちと日本のつながりは、とても強いものです」
「我々を大きく動揺させた、非情な自然の災害に遭われた友人たちに、大きな哀悼の意を表します。 私と私の家族はあなた方に祈りと愛を送ります」
「あなた方がすぐに生活を建て直し、 この災害をいつかは遠い過去の物にできるように願っています」
「愛をこめて ブライアン・メイ」
ロジャー・テイラー「私たちの思いは、 常に日本のみなさんと共にあります」
「私たちクイーンには、 たくさんの素晴らしい日本の思い出があり、 長年にわたる多くの大切な友人たちがいます」
「だからこそ、今回みなさんが体験した、悲惨で恐ろしい災害を胸を刺すような、 非常に痛ましい思いで見ています」
「私たちの思いは、 常に日本のみなさんと共にあります」
「このような出来事が、人々の日常を襲ったという事実は想像を絶します」
「多くのダメージや、失くしたものを忘れることはできなくとも、このひどい時期が、ほどなくして終わることを願っています。この思いは言葉では到底伝えられません」
「私たちの思いを、皆さんへ ロジャー・テイラー」
警察庁によると、東日本大震災による死者は1万5897人(3月8日現在)。行方不明者数は、2533人にのぼる。
(サムネイル:Axelle / FilmMagic)