MERY、1年ぶりに記事配信を再開 「女の子の毎日をかわいく」

    編集体制に対する批判を受けて、昨年12月から休止していた。

    著作権侵害や記事のチェック体制に対する批判を受けて、昨年12月から休止していた女性向け情報サイト「MERY」が11月21日、記事配信を再開した。

    新MERYの掲げるビジョンは「女の子の毎日をかわいく」。

    21日に再始動したサイトや公式アプリは、やわらかなピンクと白を基調とし、「いつだって欲しい『透明感』はお金で買えるって噂♡SNSで話題の優秀コスメ8選」、「彼からの『可愛い』が聞きたくて♡クリスマスデートで着たいおすすめアイテム」などと題された記事200本以上が掲載された。

    また、新しく搭載された「BOX」機能では、好きな記事や写真をコレクションできるほか、他のユーザーの「BOX」もフォローすることができる。

    これまでの経緯

    MERYはIT大手「DeNA」のキュレーションメディア事業の中核として、多くの若い女性から支持を集めていたが、画像の盗用や不正確な記事の量産などが指摘され、運営を休止。

    DeNAは今年8月に小学館と共同出資で「株式会社MERY」を立ち上げ、再スタートに向けて準備を進めていた。

    新体制では、小学館の編集者や大学生中心の「公認ライター」で構成される編集部約100人がコンテンツ制作を担い、DeNAはアプリ開発や広告営業などを担うという。

    運営再開に先立ち、BuzzFeed Newsのインタビューに答えたMERYの山岸博社長(小学館副社長)は、「今回は量より質を重視して、以前に比べたら圧倒的にしっかりした編集フローができている。たくさんの人に喜ばれる新しいメディアになれば」と語っていた。

    山岸社長のインタビュー全文はこちら
    チェック体制、成長戦略は? 新MERYトップが再スタートを語る

    BuzzFeed JapanNews