最近ネットでよく目にする「やばたにえん」という言葉。2016年のギャル流行語大賞にも選ばれ、「ヤバイ」という意味で使われています。
そんな「やばたにえん」の次の流行語になりそうな勢いで拡散中なのが、「了解道中膝栗毛」です。
「やばたにえん」に対抗?
どうやら若者の間で「やばたにえん」という言葉が流行ってるようですが、私がLINEやメールで多用する「了解道中膝栗毛」もなんとかして流行ってほしい
『この素晴らしい世界に祝福を! かっぽれ!』などの作品がある、札幌の男性漫画家ずんだコロッケさん(32)がTwitterに投稿すると、たちまち3万7千回以上リツイートされ、9万を超える「いいね」がつきました。
元ネタは、言わずと知れた十返舎一九の『東海道中膝栗毛』。普通に「了解」と言う方が楽なのに、わざわざ長々と答えるのがシュールで笑えます。
リプライ欄には「わろたにえん」「了解道五十三次も流行らせてほしい」といった声が続々と寄せられています。
お気に入りは「江戸川意味がわか乱歩」
BuzzFeed Newsは、ずんだコロッケさんに話を聞きました。
ずんださんが「了解道中膝栗毛」を使い始めたのは2015年ごろ。もともとダジャレ好きだったこともあり、「了解」と絡めて考え出したのがこの言葉でした。
思わぬ反響に、ずんださんはこう語ります。
「普段は友人に送っても無視されたり、Twitterでさらされたりするぐらい。正直、何が起きているのか…。決して悪い気はしないですが」
「親父ギャグっぽいとも言われますけど、実際おじさんですからね。みなさんが教えてくださった言葉のなかでは『サスガダファミリア』や『江戸川意味がわか乱歩』とかが割と好きです」
使い方を教える漫画も公開
反応に気をよくしたずんださんは、「了解道中膝栗毛」の具体的な使い方や発展形を漫画にして公開。こちらも1万1千回以上リツイートされています。
最初は「了解道中膝栗毛!!」とフルで言っていた女性が、いつの間にか「ひざくり〜」と省略し、最後は「ひざ」の2文字だけになってしまう展開がなんともリアルです。
それもそのはず。このエピソードには、ずんださんの実体験が反映されているのだとか。
60代の父親も使用
「60代の父親との連絡で『了解道中膝栗毛』を使っていたら、父が縮めて『膝栗毛』と言い出して。めんどくさくなって、だんだん短くなっていく話を思いつきました」
若い人の間では了解を「り」と略して使うことがありますが、いずれ「ひ」が「り」に取って代わる日が来るかもしれません。
ずんださんは「そうなったら面白いですね(笑)」と話していました。
とにかく汎用性の高い「了解道中膝栗毛」。LINEスタンプがあれば、ぜひ使ってみたいです。
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