ついに登場!段差に応じて本体を持ち上げる次世代のロボット掃除機!

    ハイテクも時間が経てばローテクになる

    パナソニックと千葉工業大学は、最先端のAI(人工知能)技術、自動操縦技術およびロボット技術を搭載した次世代のロボット掃除機の共同開発を、11月1日に発表した。段差に応じて本体を持ち上げて走行するなど、新機能を多数搭載する。

    最新のロボット技術をそのまま搭載

    千葉工科大が開発した「Scan SLAM(Simultaneous Localization and Mppinng)」技術と360°レーザセンサシステムにより、部屋の形状と同時に室内で動く人まで認識、従来のロボット掃除機よりも「一段上の環境認識能力」を実現した。

    SLAMとは、レーザやカメラなどのセンサの情報を解析して自己の位置を推定しつつ周囲の地図を構築する技術で自動車の自動運転などにも用いられている。

    ロボット掃除機を動かすと、連携させているタブレット上にあっという間に室内の地図が構築される。人や物の位置を正確に把握することで、部屋の隅々まで正確に掃除できる。

    段差に応じて本体を自動的に持ち上げる

    人に寄り添うように動く「otomo機能」

    充電時は縦置きスタイルに自動で変化

    わずか3ヶ月でプロトタイプが完成した理由

    今回の製品はパナソニックと千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo・フューロ)が約3ヶ月という短時間で共同開発したいわば肝いりの製品。プロジェクトは本間社長直轄でスタートし、開発期間中はfuRo所長の古田貴之氏と何度も直接セッションを重ねた。

    新たな家電製品の開発に社長自ら関わったことに関して本間社長は「大企業ならではの阻害要因を排除するため」と説明した。