火災の悲劇と再建の希望。ノートルダム大聖堂は850年以上パリを見守り続ける

    火災で中央部分が崩落したノートルダム大聖堂。パリに856年間そびえ立っている。それはフランスの歴史でもあり、世界の歴史でもある。

    ノートルダム大聖堂は800年以上そびえ立っている。

    正確には856年間。

    衝突、侵略、指導者たち、疫病、改革など、何百年もの歴史をフランスと共に経験してきた。

    フランス革命のときには、略奪や損害の被害も受けた。

    1800年代の中頃、20年もの歳月をかけた修復が行われ、かつての姿を取り戻した。

    第一次世界大戦も生き延びた。

    第二次世界大戦も生き延びた。

    戦争や侵略、あのヒトラーからも、その姿を損なわれることがなかった。

    850年以上存在し続けているフランスのシンボルは、フランスの歴史であり、世界の歴史でもある。

    突然、火災が起きた。

    炎と煙を激しく上げた。

    しかし、歴史の中で、このようなことが起きたのは初めてではないのだ。

    例えば、モンテ・カッシーノは第二次世界大戦で全壊した。戦前はこのような姿だった。

    戦後はこうなった。

    しかし再建され、かつての姿を取り戻した。

    ドレスデンの聖母教会も、第二次世界大戦後に破壊された。

    その後、元々使われていた石と新しい石を組み合わせて再建された。

    1812年にはホワイトハウスも全焼した。

    それは、想像もできないような悲劇だった。

    今、歴史は私たちのもとで起きている。

    こうして破壊されることは、歴史上で、初めてのことでもなければ、最後のことでもない。

    As a French citizen, I am very saddened about the tragic fire in the Paris Notre Dame cathedral – but here is a thought that makes me feel better: we can rebuild it! 🇫🇷💪🏽We did it with the Reims cathedral in France, that faced fire and war (85% destroyed)

    「ノートルダム大聖堂の悲劇的な火災は、フランス市民として、とても悲しい。しかし、私を勇気付けてくれる考えがある。私たちは再建できるということだ!」

    「ランスにある大聖堂は、かつて戦争と火災で85%が破壊されたが、再建できた」

    オバマ大統領は述べた。「歴史を失う瞬間を目にすると、私たちは悲しむ。しかし、明日に向かって、できる限り強固に再建するのも私たちだ」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉