新元号「令和」が発表されました。5月1日から新元号が施行されます。
気になるポイントをまとめました。
・読み方は「れいわ」
安倍晋三首相は会見で、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められております」と述べています。
・出典は「万葉集」
「令和」の出典は、現存する日本最古の歌集『万葉集』の「梅花(うめのはな)の歌」三十二首の序文が出典。
天平二年正月十三日 師の老の宅に萃まりて宴会を申く。時に初春の令月にして気淑く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き蘭は珮後の香を薫す。
確認できる限り、史上初めて日本の書物を引文したことになります。
・ローマ字表記は「Reiwa」
内閣府官房総務課の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、「国の公文書はヘボン式ローマ字で表記されます。そのため、ローマ字表記はReiwaと記します」と答えています。
・画数は13画
書き順はこんな感じです。
なお、日本語学者の飯間浩明さんは「令」の字について、「最終画が縦棒になっていますが、これは「マ」のように点にしてもけっこうです。というか、手書きはこちらのほうが普通です。学校の先生は、どちらもマルにしてあげてください」とツイートしています。
・248番目の元号
日本の元号は645年に「大化」が定められたのが最初。
7世紀頃には元号の空白期間があったり、南北朝時代には異なる元号が並立したりしましたが、今日に至るまで1374年の間に247の元号が使われてきました。
・「和」が入る元号は20回目
『元号全247総覧』(山本博文編著、悟空出版)によると、ベスト10はこちらです。
- 永 29回
- 元・天 27回
- 治 21回
- 応 20回
- 正・長・文・和 19回
- 安 17回
- 延・暦 16回
- 寛・徳・保 15回
- 承 14回
- 仁 13回
・事前発表は初めて
天皇の退位に伴う改元は憲政史上初めて。事前発表も同様です。新元号は5月1日より施行されます。